完結したばかりの『五十にして天命を知る(白麗と荘興)』に、柊さまより嬉しいレビューを頂きました。
柊さまのことは、10月26日の近況ノートにおいて、『妖血の禍祓士は皇帝陛下の毒婦となりて』という中華ファンタジー小説で、第10回角川文庫キャラクター小説大賞のカクヨムテーマ賞を受賞された方として紹介しましたばかりです。
書籍化も決まり、またご自分の作品の執筆でお忙しいでしょうに、私の作品を読んでくださりそのうえにレビューまで書いてくださって、ほんとうにありがとうございました。
柊さまの『妖血の禍祓士は皇帝陛下の毒婦となりて』
https://kakuyomu.jp/works/16818093075872016169 ところで、柊さまのレビューを読んで、あらためて自分の作品のことを振りかえりました。
この作品は、まったく喋れない美少女とその美少女を30年間も探し続けた男の話です。そのうえにやっと巡り合えた少女は、突然戻ってきた息子に渡すはめになってしまいます。神が現われて、それがおまえの定めだと……。ほんと、お気の毒に……。
まったく煌びやかさもときめきもない中華ファンタジーらしからぬ内容で、いま思うと、私はなぜにこんな内容の小説を書こうと考えたのだろうと、自分のことなのに不思議です。(笑)たぶん、モテる美少女と、華流時代劇ドラマ『水滸伝』に登場する常に苦悩するイケオジの宋江さんを書いてみたかったという2つの願望が、私の頭の中で融合した結果だったのでしょう。
『五十にして天命を知る(白麗と荘興)』
https://kakuyomu.jp/works/16818093078883478861 書き直しをする元ネタの作品もカクヨムに掲載していますが、こちらはライトノベル風に書きましたので、今でも一気読みしてくださる方がいらっしゃいます。お婆ちゃんが書いた地味な作品ですが、いつのまにか、PV数は3万5千を越えました。
①天界より落ちた少女の髪は真白く、恩寵の衣を纏って、中華大陸をさまよう(慶央篇)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892207596 写真は、サボテンの寄せ植え。
日本ファンタジーノベル大賞の落選結果の載った小説新潮11月号を買ったとき、私を励ますために、書店の隅で売っていたものを夫が買ってくれました。来年の応募結果を知るまでは、枯らさないように大切に育てようと思います。