『一度は泊まってみたいホテル』なんていうキャッチフレーズに魅かれて、ツァーに申し込み、山陰方面に行って来ました。
萩と津和野の散策がメインだったのですが、ホテルの近くに『毛利氏庭園』と『毛利博物館』があって、そこも見学しました。
すると、なんとなんと、『毛利博物館』の国宝展で、最古の『史記』の写本が展示されていたのです。
ウィキペディアで調べてみますと、平安時代に大江家国という人が書写したもの130巻のうち、現存するのはたった3巻で、それぞれ日本国内の3か所の博物館や図書館に保存されているとのこと。もちろん3巻ともに国宝です。
大江家国という人が中国で書き写して日本に持ち帰ったのか、それとももともと日本にあった『史記』を書き写して、その元となった原本は失われたのかは、ざっと調べたところではわかりませんでした。
もう何年も通っている『史記』の講座ですが、その初期に、先生から「史記の最古の写本は日本にあって、中国の研究者が見に来る」とは聞いていました。どこの博物館にあるかも聞いたのですが。
その時には、まさか、自分が実際に見る日が来るとは考えもしませんでしたから、覚えてもいませんでした。『毛利博物館』の国宝展で見つけた時は、その偶然に、思わず手を合わせてしまいました。(笑)
そして、思わず、スマホでパチリ。そうしたら、館長さんに「撮影禁止ですが、削除までは求めません」って。そうだった、博物館や美術館では、撮影禁止でした……。
ただ、言い訳させてもらうと。
私の住む町の美術館で、最近、古代中国秘宝展がありまして。そこでは、中国の国宝級の展示物も、すべて撮影OKだったのです。その時の記憶が、老人の頭の中でリセットされていませんでした。(恥)
削除せずにスマホに残っている写真はアップ出来ないのでしょうから、お土産に買った絵葉書の写真をアップします。
いやあ、それにしても感激しました。