エッセイ『私、中華ファンタジー小説をまじめに勉強します!』に、「『史記』に登場するいい男たち」を連載することにしました。すでに№1として、ご挨拶分のようなものを書いています。
せっかくの月に一度の『史記』の2時間の授業です。このまま「ああ、面白かった!」で、聞き流してしまうのには、あまりにももったいないではありませんか。
『史記』は小説ではありませんから、登場人物一人一人の逸話の記述はあっさりと短くそして淡々としています。それを先生が歴史的地理的資料などから、2時間をかけて肉付けしてくださる訳ですが。
それで、2時間の講義が終わるころには、私の頭の中には、妄想と独断と偏見で創り上げた一人の人物が出来上がるのですよ。そしてその人物が動き始め、喋りはじめる……。
2時間で、短編小説一篇を書き上げたような気分です。そんな感じで、講座の様子なども絡めながら、連載しようと思っています。
そして最後に、もう一度繰り返して断わっておきますが、彼らの人物像は、私の妄想と独断と偏見で創り上げたものです。知識としてではなく、読み物として楽しんでくださいね。
『私、中華ファンタジー小説をまじめに勉強します!』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890778738 画像は、『司馬遷になった気分を味わおう!』ということで、先生手作りの竹簡に筆ペンで私が書いたもの。あまりにも下手な字なので、公開しようかどうかかなり迷ったのですが……。あっ、いまごろ気づいたのですが、司馬遷の言葉を読み下し文で書いたのですが、もとの漢字だけの文で書けば雰囲気でたのに……。
幅1センチ2ミリ、長さは25センチほどです。現物はもう少し細いそうです。「華流時代劇ドラマに出てくる竹簡はあまりにも太い。あれは竹簡というより、薪だ」というのが、先生の口癖です。
実際に経験して、わかることがあります。字が小さいので、筆先のしなやかさ(よい筆であること)はとても大事です。それから、竹はつるつると輝くくらいに削って磨かないと、墨が滲みます。小説のどこかでちょこっと書くと、リアリティがでますね。