現在連載している『銀狼山脈に抱(いだ)かれて、少女と少年はアサシンとして出逢った』の第二章小見出し『白い髪の少女』を書き始めました。ゲーム『マインクラフト』にハマってしまったので、予定よりかなり遅れた執筆状態です。(涙)
ところで、私が中華ファンタジー小説を書くにあたって参考にさせていただいている白川紺子さんの『後宮の烏』では、ヒロインの烏妃と皇帝が碁を打つシーンがよく出てきます。それで私も、今回書いている『銀狼山脈……』では、必ず囲碁のシーンを書こうと決めていました。今回やっと書くことができました。
私が囲碁を始めたのは、50歳も過ぎてからのことです。親戚にあずけられていた父の形見の碁盤と碁石が手元に戻ってきた時、「碁を習おう!」と思ったのです。
囲碁はルールがものすごく単純で、そのうえ広い碁盤の目の上、どこに石を打ってもいいという自由度の高いゲームです。それで誰でも習い始めは「いったいどうすればいいの?」と、濃霧の中を手探りで歩くようなもやもやした感じにとらわれます。そこを抜け出せば、とても面白いゲームなんですが……。それにしても、教えてくださっていたお爺ちゃんに「またそんなところに打って! このお子さま頭!」と叱られた時は、本気で泣きました。
孫が誕生するたびに、長期に休んだりしながら、囲碁クラブには10年通ったでしょうか。これからもところどころに、ストーリーの展開に独断と偏見に満ちた囲碁の蘊蓄を絡めることができればと思っています。
『銀狼山脈に抱かれて、少女と少年はアサシンとして出逢った』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650010982993