数日前、我が家で購読している地方新聞の書籍広告に、懐かしいお名前を見つけた。去ること20~30年前、私が40代に所属していた同人誌の仲間だ。奇しくもこの方は同人仲間でもあったけれど、娘の学校の担任でもあった。世の中は広いようで狭い。
初めのうちは普通の純文学を書かれていたけれど、しばらくしてから、郷土にかかわりある人の小説仕立ての伝記を書かれるようになった。とても丹念に取材されて、いかにも社会科の先生らしい。地元の新聞社や放送局で賞を受賞されて、教職を退かれたあと地元の大手企業の広報参与を勤められた。
今回出版された本も、郷土にかかわりのあるお話だ。すでに廃刊となった同人誌だが、仲間は30人くらいた。でもたぶん、いまも現役で書かれているのはこの方くらいではないだろうか。あっ、私もここカクヨムで書いているけれど。(笑)年齢は、私より1つか2つ年上だったはず。
この方を思い出すと、書くという行為は、カクヨムでライトノベルを書くだけではないという思いが強くなる。文章を書くという楽しい行為には、いろんな<道>がある。カクヨムで読まれないからといって、あっさりと書くことそのものを諦めないで欲しい。続けていて振りかえると、自分だけの<道>が出来ているはず。
『マインクラフト』で造った家の壁に、地図を貼りつけてみた。始まりは右下。前方は大海原で後方は氷原。木の一本生えていない場所だった。とりあえず地図が出来たので、上にむかってのんびりと冒険してみようと思う。