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新作『銀狼山脈に抱かれて…』、やっと物語りは動き始めた?


 まったくプロットなしで書き始めた新作『銀狼山脈に抱かれて、少女と少年はアサシンとして出逢う』。

『銀狼山脈に抱かれて、少女と少年はアサシンとして出逢う』
 https://kakuyomu.jp/works/16817330650010982993

 小見出し<銀狼山脈>は、500年前に起きた独立した物語りだったので、なんとか5話でまとめることができたのだけど。舞台を500年後の少女と少年が登場する時代に移すこととなって、「さて、どうしよう?」と、書く手が2週間も止まってしまった。

 この2週間、500年という月日は人をどう変えるのだろうかということを考え続けた。初めはなまじ500年もの長い寿命を得られたら、人は孤独になって闇落ちするに違いないという考えで、長の半氏こと後の銀狼教の寧安上人を悪人にして、銀狼教も邪教に堕とすことを考えていたのだけど。天上界の神が見込んだ男がそうなってしまうのもどうかと思い始めて…。

 それで、銀狼教も邪教となることなく、寧安上人も闇落ちすることなく。傲慢になってしまったのは、神との誓約の内容も知らずに500年の安泰を与えられた皇帝となった半氏一族ということにした。たぶんこのほうが物語り的には複雑化せずに、私も書きやすいと思う。


 もう1つ、悩んだのは、主人公である15歳の藍秀の容姿と性格。いまごろ悩むことかよとは思うのだけど…。

 初恋物語りでもあるので、藍秀は色白の可愛らしい顔立ちと少女らしい考え方をさせようと思っていたのだけど。なぜか、色黒の赤毛のくせ毛、その言動も男勝りというふうになってしまった。アニメ『十二国記』の中嶋陽子に、偶然にもそっくりになってしまった。あの中嶋陽子がしおらしく恋なんてするんだろうか。ああ、困った…。(笑)

 そうそう今ごろになって、白麗シリーズの①を読み返したら、西華国の皇帝の姓は<項>だった。どうして<半>にしてしまったのだろう。こちらも困った、困った…。


 …ということで、まずは小見出し<藍秀と蘆信>をぼちぼちと書きはじめます。それで、ヨムほうのスピードが落ちます。でも、現在読んでいる応援させてもらっている小説は、カクコン8に合わせて必ず読み切ります。出来れば、レビューも書いてみたい…。
 皆さんのご健闘を心より祈っています!

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