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ちょっと自慢してもいいかしら…。(笑)


 何度も書くけれど、4年間書き続けた白麗シリーズが終盤の終盤を迎えている。

③ 天界より落ちた少女の髪は真白く、恩寵の衣を纏って、中華大陸をさまよう(再び慶央篇) 大人の女性が楽しんで読める<♥>なエンタメ小説です
  https://kakuyomu.jp/works/16816927859326305676


 老若男女にモテる美少女(自分の願望)を書きたかったので、初めは、彼女がどういった経緯で天界から落ちて来たのか、考えもしなかったし、書くつもりもなかった。それが当時通っていた『史記』の講座で、先生が竹簡に書かれた漢字について話されている時に、「そうだ、ヒロインが下界の人間に漢字を伝えたために、天帝の怒りをかったという設定にしよう!」と思いついた。

 その話は別の短編で書こうと思ったのだけど、いろいろと考えて、白麗シリーズの終わりに書き足すことに。そしてその証拠の玉板の欠片の1つが、古物商・舜老人の蔵にあることにした。

 シリーズの①で舜老人を登場させたときは、肝が据わっていて情報通で底知れぬ大金持ちとなれば、その職業は古物商だろうなというだけだった。それがまさかまさか、舜老人と允陶が最後の最後にこんな重大なことで白麗に関わってくるとは。

 初めにプロットをちゃんと作って短い時間で書き上げたら、こういうふうに物語りは発展しなかったと思う。長い時間をかけて、毎日毎日、ちまちまと書き続けたせいだ。それにしても、我ながらおもしろい話の膨らみで、みごとな伏線の処理だと自慢したい。



 写真は、前回紹介した漫画家志望の小学六年生が、樹脂粘土で作ったもの。カービーのゲームをしていて、突然、作ってみようと思いついたらしい。ゲームに出てくるキャラクターを7つ作ったうちの1つ。車体に浮いた錆感がよく出ている。

4件のコメント

  • 初めは、彼女がどういった経緯で天界から落ちて来たのか、考えもしなかったし、書くつもりもなかった。

    こういうとこ、なんだか親近感が湧きます。あの緻密な物語でも、そうなんですね。
    いつも楽しませてもらっています。
  • アメさん、コメントをありがとうございます。
    親近感だなんて…。私は、賞も書籍化も興味なく、毎日、日記を書くように小説を書いて、自分自身だけが愉しんでいるようなものです。
    それにしても、アメさんとは長いお付き合いとなりましたね!
  • はい。なんだか長くなりましたね、先輩。ちょっとだけ後輩のようですから、そう申し上げておきます。
    ずっと、お元気で、品格のある作品を、これからも読ませてください。
  • アメさんって、ちょっとだけ後輩なのですか?
    実をいうと、アメさんの小説の書き方に、私とよく似た<昭和の香り>を感じる時があるのですが。(違っていたら、おおいにごめんなさいです)
    最近思うのですが、<カクヨム>には昭和に文学少年少女だった方々が、けっこうな数で存在しているような…。(笑)
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