前回の56話で、英卓が康記の屋敷に乗り込んで、宣戦布告。……ということで、物語りは、次回より第四章に突入です。
あとどのくらい長くなるのだろうかと考えたのだけど、起承転結でいうと第四章は結だし、新しい登場人物もないということで、それほど長くならないかも知れない。もしかしたら、第四章のあとに短い最終章を足して、あと5万字くらいで終わるかも? 10~11月には完結するといいな。
英卓という名前は、私の大好きだった人の戒名の一部分。その人は古代中国の思想に詳しくて囲碁も大好きだった。それで、私はあの世でいっしょに碁が打てたらよいなと思い、碁を習った。それから碁を打ちながらの会話のために、『史記』の講座に通い、そしてついでということで、その人を英卓のモデルにして、白麗シリーズを書くことになった。その人は、学歴も後ろ盾もない境遇でありながら、例えるのなら、一兵卒から将軍にまで昇りつめた。ただし、たぶん過労死したけれど…。
正直言って、その人に逢えるのであれば、死はちょっと嬉しい。まあ、こんなことが言えるのは、私の70歳という年齢もあるのだろうけれど。完結したら、気が抜けるのだろうなあ…。
③ 天界より落ちた少女の髪は真白く、恩寵の衣を纏って、中華大陸をさまよう(再び慶央篇) 大人の女性が楽しんで読める<♥>なエンタメ小説です
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