五色ひいらぎ

某他サイトで開催中の超大規模自主企画「書き出し祭り」への参加にあたって、書きたくなったこと・書く必要が出てきたことなど、関連テキストを放り込んでいます。 参加にあたって考えたこと…

そのうち商業デビューできたらいいなあ、と思っている筆者（※）が、公募やコンテストに応募したりフィードバックをもらったりしながら、日々考えたことを備忘録的に書きつけている雑記です。…

筆者の公募応募歴を、そのとき考えていた作戦や結果発表後のふりかえりなども含めて記録しています。 主目的は生存報告ですが（公募原稿モードに入るとWeb浮上率が激減するため）、いつ…

中川克哉《なかがわかつや》は、著名な花火職人の息子だった。 堤篤志《つつみあつし》は幼馴染だった。 だが、平穏だった二人の生は、ある日突然に崩壊していった―― 三衣 千月様主催…

質問に答える系自主企画への参加用に作成したものです。 各エピソードにて質問に答えています。 エピソード名が回答先自主企画名になっています。 また、エピソード先頭に企画へのリンク…

南宋皇帝高宗の生母、宣和皇太后は眼病を患い両目を失明した。治療のため呼ばれた道士は、原因が心因性と推測し、過去の憂悶を語るよう促す。皇太后は靖康の変から紹興の和議までの過酷な虜囚…

カクヨムでの活動中に湧いてきた日々のつれづれを、ゆるく書き残していきます。 カクヨム版の内容は ■ノベルアッププラス版の日常語り部分（両サイト共通） ■カクヨム内での活動に関連…

大学の小説講座の講師が、花見に行きつつぐだぐだと考えごとをするだけの話です。 （文中引用出典： 梶井基次郎「桜の樹の下には」 https://www.aozora.gr.jp/c…

糖が保持する熱量《カロリー》を、高効率でエネルギーに変換できる夢の新物質が発見された。 ガラスに似た質感を持つ新物質は、化石燃料の問題を完全解決し、人類に計り知れない恩恵をもたら…

かつて、宮中に傾国の美男がいた。 銀髪碧眼の異相、人間離れした美貌を持つ男は、一千余人の寵姫を抑えて帝の愛を独占した。だがやがて彼は、一児を遺して世を去った。 そして年月は流れ…

隣国コンパーニョの港湾で大発生したというワカメ。海藻料理を食べたいという姫の願いで、料理人ラウルが招聘されることとなったが―― KAC2024・8回目お題「めがね」参加作です。…

その日王宮の晩餐には、鱈《たら》のトマト煮込みと共に赤ワインが供された。 しかしそこへ至るまでには、料理長ラウルと毒見役レナートのひそかな苦労があった…… KAC2024・7回…

厨房に置かれた古いパンの山。 毒見人レナートが処分しようとすると、料理長ラウルに止められた。 古いパサパサのパンで、ラウルはいかなる料理を作ろうというのか―― KAC2024・…

民間上がりの宮廷料理長、ラウル。 彼が登用された折、店は解散となった。だが今、店の名を継ぎたいというかつての店員が、ラウルの前に現れた―― KAC2024・5回目お題「はなさな…

一夜で傘が黒く溶け落ちる、儚き珍味の茸「ササクレヒトヨタケ」。 王太子に同行し旅先で調理するよう、宮廷料理人ラウルは命を受ける。だが今回、毒見人レナートは随行しないという―― …

東方の島国で作られたという、黒漆に金蒔絵の三段重箱。 黄金の梅で飾られた雅な器に、宮廷料理人ラウルはいかなる料理を詰めるのか―― KAC2024・3回目お題「箱」参加作です。 …

修行の旅から戻った新進の料理人ラウル・セリーノは、師匠と共に開業のための店舗を選んでいた。 だが、両者の意見は食い違う。弟子の選択に、師は強い不安を覚える―― KAC2024・…

王国近海に現れた海魔クラーケン。 軍が退治に向かおうとする中、王太子妃がぼそりとつぶやいた。 「クラーケンって、食べたらどんな味がするのでしょうね」 その一言で、討伐部隊に同…

カクヨムコン9、ライト文芸部門で長編連載予定の筆者が日々苦闘しまくる様子が見られる……はずです。 お役立ち情報等はないですが、お祭りにはしゃいだり走ったり踊ったりしている書き手の…

「神の料理人」とは、食した者に魔力を与える皿の作り手。 霊山で隠遁していた料理人は、突如かつて仕えた王の末子に踏み込まれる。 長い遁世の間に、国は内乱に陥っていた。 王子は料理…

マンションに、髭のおじさんの霊が同居している。 おじさんは戦国武将「河津忠綱」の霊を自称しているけど、忠綱公は記録によれば白皙の美青年だったはずで―― ※登場する人物名や家…

はるか未来。伝染病の流行を経て、人間同士が相互に直接接触しなくなった世界。 九十四歳の壮年男性クロイワ・アキトは、あるものに憧れを抱いていた……

そろそろ半世紀生きてるってのに、いまだにわからないんですよ。 自分が何者なのか。 ※幼少時から今に至るまで、筆者の黒歴史をひたすら書き連ねた文です ※ほんとうに黒歴史なので…

時は宋代、1082年。 長江流域の田舎「黄州」に、豚肉を商う少年がいた。 だが当時の中国では、豚肉は安価な平民の食べ物だった。 市場で豚肉を売る少年のところには、初老の男性がい…

タグ、設定の仕方によっては、一部のページの検索結果に作品が意図通り出てこない可能性があります。 １ページ目に概略を３文でまとめてますので、忙しい方はこちらだけでもＯＫ。 応用編…

※元々カクヨムコン9向けに書いたもののため、一部記述が古い部分・現在の要項に合致しない部分等があります。ご了承ください※ カクヨムコン短編賞の攻略法を、2022年度受賞者が自分…

医者から痩せろと大変とても強く言われた筆者が、SwitchソフトのFit Boxing2を使用して減量を試みた記録です。 日々、淡々と体重変動を記録していくだけの内容です。 そ…

[公式自主企画「百合小説」最終選考候補] 内海に面した街エストゥアーリョ。この地を治める伯爵家の娘アマーリアは、女料理人ルーチェと密かに愛し合っていた。 だがアマーリアは政略結婚…

綺想編纂館（朧）( https://twitter.com/Fictionarys )様のTwitter企画「文披31題」参加作ログです。 7月中、日替わりのお題に沿って小説を投…

平坂勇司（ひらさかゆうじ）は中学一年男子。成績は中の下、運動も得意ではなく、両親からは滅多に褒められることがない。 そんな彼が大好きなのはスマホゲーム。学校から帰るとすぐスマホを…

[「賢いヒロイン」中編コンテスト中間選考通過] 「言われたことしかできない」その一言で降格の憂き目を見たSE女子、光石文華(みついしふみか)。ヤケ酒の帰りに異世界へと飛ばされ、「…

賓客との会食が終わり、厨房でくつろぐ料理長ラウルと国王付毒見人レナート。ラウルはレナートに、余り肉で作った賄い飯を差し出した。が、レナートが食べようとした瞬間、ラウルは不意に椀を…

デリツィオーゾ城を賓客が訪れる日は、六月七日。 かつて国王付毒見人レナートが死に瀕したのは、七年前の六月七日。 いずれの日も、食卓に列席するは七名。 王宮で供される正式な会食の皿…

賓客の来訪を三日後に控え、宮廷料理長ラウルはなおも献立に悩んでいた。 毒見人レナートが推す肉にするか、自らが推す魚にするか――悩みつつ市場を歩くラウルは、肉屋の店主から不意に声を…

山国からの来賓を迎えるにあたって、料理は肉にすべきか魚にすべきか――意見を対立させる、宮廷料理長ラウルと国王付き毒見人レナート。忌まわしい過去の思い出を夢に見たレナートは、眠れな…

来賓の訪問を四日後に控え、宮廷料理長ラウルと国王付き毒見役のレナートは、なおも献立について意見を対立させていた。言い争う中、不意にレナートは表情に陰りを見せ―― ※軽い吐瀉表現が…

賓客の来訪を数日後に控え、宮廷料理長ラウルと国王付毒見人レナートは、供する献立について意見を対立させていた。 自案を却下されて怒るラウルは、腹立ちがおさまらないままに、自室のぬい…

デリツィオーゾ城で年に一回行われる、書物の虫干し。 大部屋いっぱいに並べられた本を見ながら、宮廷料理長ラウルと毒見役レナートはそれぞれの感慨を抱く―― KAC2023・1回目お…

カクヨム各地で行われている「三題噺」自主企画に参加するための短編集です。 カクヨムコンが終わって余裕が出てきたので、混ぜてもらいにきました。 よろしくお願いいたします。 各三題…

投稿後に大規模な改稿を行った作品について、改稿前のバージョンを保持しておくための書庫です。 「改稿に伴う変更箇所の確認」「感想サービス依頼後に改稿した作品について、感想の対象版を…

2009年に二次創作小説を書き始めた、同人作家S。 主に同人誌媒体で、多数の腐向け（BL）作品を書いていた。 しかしSは、2020年のある時点で筆を折り、二度と戻ってくることはな…

ITエンジニア織部綾子（おりべあやこ）は、ＡＩによる食味調整システム「ＳＰＩＣＡ」を開発していた。料理上手な同棲相手、実里（みのり）の協力も得ながらシステムは完成するが、同時に実…

鷲巣忠隆（わしずただたか）は安土桃山期の武将である。 九州釜崎藩の初代藩主に仕えて武勲をあげ、死後は樅木神社（もみきじんじゃ）に神として祀られた。 時は流れて2021年。樅木神…

[カクヨムコン8短編賞中間選考通過] 1514年キューバ。新世界（インディアス）の征服を進めていたスペインは、現地の統治を入植者に委任していた。 その結果、先住民に対する迫害や…

リスティヒ帝国皇帝の第三夫人リーゼロッテ。彼女は無類の闘鶏好きであった。 下級騎士アルブレヒトは、生き物の死を見世物として楽しむ彼女を苦々しく思っていた。だがある日、闘鶏場で見た…

[カクヨムコン8短編賞中間選考通過] 極寒の地「吹雪の島」で家族と暮らす少女ユーリア。 婚約者に逃げられた彼女は、十五歳の夏、傷心の中で雌グリフォンのアルヴァと出逢う。 北国の…

西暦1127年、宋の都開封は北方からの攻撃により陥落。皇帝・上皇をはじめとする帝室や官僚、その妻妾たちは捕らえられ、北方へ連行される。追っ手を逃れた皇子の一人が南方へ逃れ、南宋を…

自殺の名所とされる樹海。その入口にある駐在所へ、ある夜、男がひとり駆けてきた。 「逮捕してくれ」と彼は警官に乞う。「人を殺した。それも一人じゃねえ、何人も殺してる」と主張する男の…

虚弱な奴隷娘の中に、類稀な「万象の力」は眠る。ビキニアーマーで戦えば、自虐と無力感に閉ざされた心は少しずつ育っていく。内面の変化を丹念に描く成長譚！ [あらすじ] 実の父によっ…

板野かも様主催の自主イベント「#新匿名短編コンテスト・再会編」（ https://kakuyomu.jp/works/16816927862378848244 ）に参加してみての…