神山雪

KAC2024第6回「トリあえず」です。 なんかもう普通の「とりあえず」で書きました。

小説、音楽、麻雀。 編集意識は持ち込まずに。

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

コーチの急死により、メンタルが折れてしまったフィギュアスケーター氷魚舞は、その年のグランプリシリーズ最下位という結果に終わる。進退を決めかねていた時、かつて憧れていた選手に出会い…

　それは、禁断の愛の末におとずれた悲劇。 　 　花言葉に隠されたメッセージとは？

フィギュアスケート男子シングル全日本王者・小春川環は、若き天才・高槇哲の台頭に苦悩していた。 そんな環の前にさらに世界王者レオ・ウィリスが立ちはだかる！ 海を越え時を超えて貫かれ…

雨の日に恋人と過ごす。 あまり具体的なことは書いていませんが、そういう場面なので「性描写有り」にチェックしています。お気をつけください。

北海道帯広市に住む冴島六花はフィギュアスケーター。 ある夜、六花のもとにコーチの入江冬紀から電話が掛かってくる。 「息子がいなくなったの」―― スピードスケート選手でありながら…

フィギュアスケートのお話です。 多少マニアックな内容かもしれないし、王道とは少し外れているかも。 読み切りのつもりで書きました！評判良ければ長編も挑戦してみようかと思います。…

心優しき伯爵令嬢リルルは王都の悪しき霧を払うため、エルフの魔法のメガネで薄桃色のドレスの剣士『快傑令嬢リロット』に変身し、正義のレイピアで陰謀に敢然と立ち向かうのです！ 伯爵…

高校三年の講習会で聴いた、ピアノの演奏と、ピアノの伴奏。そこに知らず居合わせたふたりは音大に入学後、同じ門下で勉強をしている。山岡みそらは声楽専攻、三谷夕季はピアノ専攻として。 …

優秀な選手たちに囲まれながらフィギュアスケートを長年習い事の範囲から脱することができないリリィこと島田りりさは、どうにか厳しい現実から脱却すべくもがいていく。 また、もがいた末…

フィギュアスケートに青春を捧げた青年たちの物語。

ただの日記です。

わたしは本を読んで生きている。 本があってよかったと思う。 その中でもグッときた本を推すエッセイ。

「ますます音楽というのは、律動づけられた色彩と時間だと思うようになった」 大学最後の学内選抜演奏会、何を弾くか。三谷夕季は悩んでいた。 地元で開催されたコンサートをきっかけに、…

KAC20215··········｢スマホ｣ わたくしは犬である。 ご主人様はわたくしの他に猫を飼っているが、わたくしのライバルは猫ではない。 すまーとふぉんというヤツである…

ウイルスが猛威を振るう世界。 人類は己の体をコールドスリープで眠らせて、意識を飛ばした機械の体を動かすと言う生活を送っていた。 これならウイルスに感染する事も無いし、永遠に生き…

1945年冬、大国ソヴィエトの片隅に、僕らはいた。

新型コロナウイルスが世界に伝播し混乱を引き起こす間近の出来事、古着屋が閉店し職を失くした姉の菜々美35歳、スランプのフリーライター、弟の浩27歳。母は同じだが父親は違う、育ちも性…

行きつけのコメダ珈琲店で休んでいたある日、俺の左斜め前方には仲睦まじい様子のカップルがいた。 率直に言って、気に食わない。 ただそれだけのことから発想した、作者の実体験交えまく…

お弁当を食べるだけ。

投稿生活苦節15年。 万年公募一次落ち作家・天上杏が「これで獲れなきゃ筆を折る」と決死の覚悟で書いた長編小説「氷上のシヴァ」のセルフライナーノーツです。 なお、「氷上のシヴァ」は…

高校受験を控えた中学三年生の私は、テストの点数や成績を理由に、母親から日常的に暴力を受けていた。 心の糸がぷつりと切れた夜、私は家を飛び出す。 行く当てもないままさまよう私が出会…

30歳の塾講師・今藤は十年前に死んだ姉の墓参りに向かう。 かつてのアウトローの生活を理由に実家と縁を切り、姉の墓にも長らく足を運んでいなかった今藤は、生まれ育った新座市、平林寺の…

３月刊（３月15日発売）「先生とわたしのお弁当」発売を記念して、カクヨム限定の書き下ろしショートストーリーを公開します！ 著名な料理研究家を父に持ちながら一切料理ができない女子…