宝石細工師第1部完結です。
お話の一区切りまで読んで下さった皆様、ありがとうございました。
お人よしで甘くて頑固な宝石細工師と、色々こんがらがった性悪ろくでなしの嘘つきの客が、はじまりに至るまでの第1部でした。
読んで下さった方はお分かりのとおり、色々解決していません。
第2部も近いうちに公開したいなと思って執筆中です。
第2部の現在の進捗としては、第2部全体のうち1/4か1/5くらい書けたかなというところです。
できれば1、2月の連載再開を目指していますが仕事や私生活、他の原稿との兼ね合いもあるので、公開時期は改めてお知らせさせてください。
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さて、ここからはお礼です。
ここまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました!
お恥ずかしながら、ネットに連載する話はどうしても読者さんのことが気になってしまう作者なので、読んで下さる皆さまの1PV、1PVにたいへん励まされていました。
応援をくださった方、評価のお星さまやフォローをくださった方、感想をつぶやいてくださった方、ファンアートをくださった方、ツイッター(現X)で宣伝を拡散してくださった方、その他すべてのこのお話にかかわろうとしてくださった皆さま、本当にありがとうございました!
今回の話はカクヨムコンが初出なものの、いちおう連載開始時点で第一部完結までの原稿は上がっていたのですが、そこから修正を重ね、皆さまのおかげで一区切りの第一部完結まで漕ぎつけることができました。
新人賞などの公募原稿は読者さんがじかに見えないので無心で最後まで書けばいいのですが、こうしてネットで連載する読者の方の存在がおのずと見えてしまう物語については、私は読者の方のご反応なしに続けることができないタイプなんだなと最近自覚してきているところです。
ここまで連載できたのは、読んでくださったりご反応をくださった方々のおかげであったと心の底から思います。
このお話を、第一部完結まで連れてきてくださってありがとうございました。
烏滸がましいようですが、よろしければご感想などお伝えください。作者が泣いて喜びます。
カクヨムさんはもちろん、ツイッター等もエゴサしたいと思っていますが、お名前を明かしたくないという方は下記からどうぞ。
◇Wavebox
https://wavebox.me/wave/6km4jiwhqx4zomdy/
ひと言でも、スタンプでもたいへん喜びますので、よろしければ!
※図々しいお願いですので、話半分で聞いてください 笑
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さらに宣伝です。
宝石細工師はカクヨムコンテスト9のライト文芸部門に参戦中です。
こちらは評価(星の数)やレビュー、作品フォロー数が選考通過の判断材料となるコンテストとなります。
もしも面白かったよ~という方がいらしたら、ぽちっと押していただけると大変励みになります。
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そしてここからがこのやたら長い記事のいちばん重要なところで、上のほうでも自慢のためにほのめかしましたが、なんとファンアートを頂戴しました!
記事の下の方に表示されている画像をご覧ください。
illustrator:青嶺トウコさま@kotokaze
とてもすてきに繊細に、キャラたちや世界観を大事に描いていただきました! 創作人生の家宝にさせていただきます。
改めて、トウコさんに心より御礼申し上げます。
ちなみに、青嶺トウコさまも「響空の言祝 きょうくうのことほぎ」という内気な少女が主人公の、繊細でうつくしくみずみずしい筆致によって綴られる、青春ファンタジーを書いていらっしゃいます。
森や草原、空の色のあざやかな、とにかく世界観のうつくしい物語です。こまやかな心情描写が織りなすジュブナイルや児童文学がお好きな方にとくにおすすめしたいです。
私がはじめて拝読したのはおそらく十年以上前(?)ですが、ずっと大好きな作品です。
https://kakuyomu.jp/works/4852201425155015432
ちなみにカクヨムさんの作品ではないんですけれども、私はトウコさんの琉球風ファンタジー短編「龍神あしび」がすごくめちゃくちゃ好きなので、ここぞとばかりに推しておきます。
こじれた関係性や南島の世界観がお好きな方に届け。
https://kotokaze.chu.jp/htmldwarf/novel/ryujin/ryujin-index.html
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第2部についての話ももうちょっとしてみます。
第2部はある人物が城に訪ねてくることを皮切りに、色々あって閉塞的なハイネブルグ城から城の外へと舞台が移ります。
より、お話や人物たちの核心に迫っていく内容となっているんじゃないかと思います。
今のところの仮題は「宝石細工師と銀線の鳥」です。
おそらく「宝石細工師といつわりの王子」は3部構成になるかなと思っていて(あくまでも予定です)、なんとか来年中には完結したいなと思ったりしているのですが、予定は未定です。
「エミテルレーシア石綺譚」としては正直3部より先も書きたいというか、3部以降に出したい人物がちらほらいたり、3部まででは開示できない設定もあるんだよな~という思いもあるのですが、まずは3部までの完結を目指したい所存です。
3部まででレネの王位簒奪の行方やらその裏でも動いている色々な陰謀やら思惑やらに決着がついてきれいに終わる(はずの)予定です。
1部ラストまで読んでくださって、「ぜんぜん話が解決してないじゃないか」と憤られた方もいらっしゃるかと思うのですが、いちおう作者のなかではこの話の構想とラストシーンが見えているので、そこはご安心いただければと思います。
もしよろしければ、エメリとレネ、それからソルたちのこの先にお付き合いいただけましたら幸いです。
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さて、最後に年の瀬のごあいさつもさせていただきます。
本年中は大変お世話になり、ありがとうございました。
読者さまに支えられて、今年も小説を書くことができました。
どうか、よいお年をお迎えください。
また来年もよろしくお願い申し上げます。