夜猎

雨の日は欠席。プールも見学。水が極端に苦手な私の正体は“人魚”！！地上でひっそりと生活していくために、毎日苦労が絶えません。それでも優しい家庭教師　結くんにいつも守られて暮らして…

（過去作『冬の海浜にすさぶ』リメイク・Pixivより転載）1998年12月。冬の浜に打ち上がった少女は、自らを死に損ないの人魚と名乗った。第一発見者の“俺”は彼女を餌付けし、二人…

王子様に一目ぼれした人魚姫。 ・・今すぐ貴方の下へ行きます・・

深園ゆゆは水泳部の一年生。通称、変な子。 あたしは幼馴染に頼まれて、彼女にラブレターを渡すべくプールへと向かい、うっかり足を滑らせた。 溺れそうになっていたあたしを助けてくれたの…

人魚のサラは、人目をぬすんで陸に遊びに行くのが大好きだった。しかしある日、うっかり人間の王女、ローラに見つかってしまったことから、二人の秘密の関係がはじまるのだった。

　こちらは、恋愛ファンタジー『深海の歌姫』に登場するサブキャラクターを主役に据えた短編集です。話は独立しているので、本編未読でもお楽しみいただけます。各話7000〜8000文字程…

アナザーエデンのサブクエストらしいサブクエストをイメージしつつ書きました

海に向かって石を投げたら、人魚にドロップキックされた。 豆井と名乗るその人魚は、どこかの島から流れてくるボトルメールを受け取って生活しているらしい。 しかし私が投げた石のせいでボ…

いつもと変わりない堤防沿いの散歩道。そこで僕は、消波ブロックの上に座り込む、ずぶ濡れの美人と出逢った。 どことなく掴みどころのない彼女と、僕は翌日も会う約束をする。 台風が迫って…

15才の少女、キリムは手のつけられない問題児。 忙しい母親に代わって、祖父母に育てられた。 幼いころは良い子だったのに、中学に入った頃からいろんな男の子と遊びまわるようになる。 …

イスラエル含む各勢力による軍事攻撃の犠牲者に捧ぐ 　＊＊＊ 「この子の母親は人魚です」 赤子の頃にワルシャワの孤児院に預けられた女の子モニカ。変わり者で穏やかな彼女は、歌を…

その夏、僕が出会った 淡い記憶のこと。

記憶を失くした私に、あなたは居場所と笑顔をくれました。 あなたの切ない過去を知った時、私の胸も苦しくなりました。 いつまでも、あなたと一緒にいたいと思うのは 叶わぬ願いなのでしょ…

南の海に暮らす鯨の娘・ルカと人魚の娘・ユイ。体は大きいが優しいルカと楽しく遊び暮らすユイ。ふたりは髪飾りを売る店で出会い、ある約束をする。 (「セルバンテス」「小説家になろう」…

人魚のケリルは何も言わず海へ出て行った恋人を追って、仲間たちと共に海を目指す。 そこでケリルが見たものとは……。

ー湖で釣りをしてたら人魚が釣れましたー 独身男が釣った人魚を嫁に！？ ハチャメチャ非日常生活の始まり始まり。

魔法使いの洞窟へ流れ着いたのは、群れから捨てられた一匹の『人魚』。 力尽き、命果てるその間際に、彼女は魔法使いと契約を交わす。 命が助かるその代償に失うものは、尾ビレと『声』。 …

小さいときから、アクアリウムでそだったメリオ。ある日、近所の人に追い出されてしまう。メリオは大好きな人にまた会えるのか。そして、「目的」を達成できるのか…。

みすぼらしく痩せこけた男は、何故かどうやっても死ぬ事が出来なかった。 数々の不運により絶望していた男は、どうしても死にたくて、ある嵐の日に入水自殺を図る。 そこで出会ったのは、美…

美しい歌声で水中へ引きずり込むセイレーンか、あるいは声を失って想いを伝えられなくなった人魚姫か。 pixivに投稿した同名の作品と同一です。→http://www.pixi…

　海軍司令官のジークフリート・アドルフ（２５）と海軍兵、アルべリヒ・ベルツ（２５）は船で船員を連れ、ライン川のローレライ岩付近を走っていた。ジークフリートとアルべリヒは同じ田舎村…

夜の海で人魚に魅入られる話

私…無名のイラストレーター。 彼女…褐色肌の少女。冬の海でもワンピース。 私は彼女の連絡を受けて海に行った。　風が吹きすさぶ浜を前に苦戦を強いられていると、風がやんで彼女が笑う。

　深海で暮らす人魚のシオンは、七年前に人間に会いに行ったきり戻ってこない母リンナを探すため、自らも人間になることを決意する。 　魔女の力を借りて人間になったシオンは地上の世界へ辿…

　初投稿になります。 　この小説にはモデルとなった曲があります。拙い文章ですが、お付き合い下さい。 　ちなみにタイトルの構文がたまにおかしいのはわざとです。

僕はどこにでもいる、平凡な青年。 美大を卒業して定職にも付かず、地に足もつけず、フラフラと暮らしていた。 ただ、絵を描くことへの執着だけは捨てきれず。 そんな僕が出会った、不思…

失恋すると死んでしまう人魚の末裔の私は、たいてい記憶喪失だ。 失恋する度に、博士に薬で記憶を消してもらっているから。 ――懐かしい歌声のような波のさやめきと、瞼から染み込んでく…

夜中に目を覚ましたリンは、屋敷の裏手から聞こえてくる歌声の正体を探ろうと浜辺へ向かう。

海に住まう少女ナディアはマーメイド。父のメロウ、母のセイレーンの下で元気に育ち、いつかセイレーンになるのだろうと思いながら友達と海の中で楽しく過ごしていたが、人間の世界、そしてマ…

仲間を失い一人生き延びた男の前に、それは現れた。未練と後悔、そして儚い恋の物語。

「この娘を連れて行ってはくれないか」 死に場所を探していた男が押しつけられたのは、一枚の美しい鱗だった。 それはその鱗一枚を残して貴族に食われた、人魚のものだという。 男は鱗を…

遥か昔･･･　遥か遠く･･･　人魚と龍と人間が、互いに深く関わっていた頃のこと。 年頃を迎えた人魚の月李は、恋をしなければならなかった。人魚が恋をして、二つの鱗族の血脈を繋いでい…

この島の頂上には僕の家がある。 今日みたいな夏の日には日差しが強くて、少し辛いこともある。 けれど、基本的には長閑な島である。 そんなある日、人魚が流れ着いた、という噂が流れる。…

　仕事を失ったヨシトモがひと気のない浜辺を歩いていると、そこで突然竜巻が発生。空から人魚が落ちてくる。彼女を受け止めたヨシトモはすぐにその場を離脱した。けれど人魚は足を生やして彼…

　幼い頃、海で溺れたところを人魚に救われたことがある少年・六反田（ろくたんだ）は、幼馴染の一言から歌うことにトラウマを持つ。沖縄で出会った女性・ラトリーに促されて一人で海の前で歌…

途中「＊＊＊」を目印に視点が変わります。よろしくお願いします。

幼い頃に海で溺れて以来、海が苦手なコウ。 しかし、コウは溺れた時にとても不思議な経験をしていた。そう、それは人魚姫に助けられたのだ。しかし、それを信じる大人は誰一人としておらず、…

※この作品は、橘 紀里様の自主企画『（まだ）存在しない物語の後日談または番外編』 参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093…

小説投稿サイト「ノベルアッププラス」で行われていた、「海をまとう」というコンテスト参加用作品です。 最初にイラストがあって、それを基に描いた作品になります。 （イベントイラストは…

滋賀県のとある山にある噂の人魚の社。 その噂を調べるために男は山へ訪れた。 誘われるままに山奥へと足を進めた男はその噂の正体を目にする。 女の声を聞いた瞬間に意識を失った男は夢の…

概要 　今から六十年前に原子力潜水艦オリオンがなぞの沈没事故を起こした。生存者は外で水生人間と戦っていたもの、潜水艦から脱出した物併せて二十人。 　六十年後、原子力潜水艦オリオン…

三題噺「人魚」「風呂」「雨」

人魚の口から語られる、知られざる人魚の生態。育まれた日本人女性との友情の物語。暑い南国・パラオ旅行の話。そして、そこで出会った男性との、一夜限りの恋の物語――― ※前作「人魚に…

近未来、横浜市内の海沿い。 満潮時には浸水するこの街で、人魚のうおちゃんと暮らしている私は、遠い外国に行っている叔父さんの訃報を知る。

南の国から来たという青年ヴィルに恋をしてしまった人魚リリアの甘く切ないラブストーリー。 赤い蝋燭と人魚、人魚姫、全てをオマージュして作られた新しい物語。

ろくでなしの母親から逃げ出した莉奈。 「お姉さん」に引き取られたことから一緒に暮らし始め、毎日幸せだった。 いつの日かアイドルになることを夢見る莉奈だったが、お姉さんとの別れが突…

アイデア不足で本編で描写出来なかった人魚達のやり取りを、不定期で書いてみようと思った一作です。