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悠井すみれ
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2020年12月20日 23:39
カクヨムコン6お品書き(12/20現在)
完結したり新たに連載(転載)開始した作品もありますので、現段階でのカクコン参加作の状況のご連絡です。
ジャンルも作風もバラバラですが、面白そうな要素があればお気軽に開いていただけますように。
完結済
長編・どんでん返し部門「君が待つ海へ」
(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054935896783
)
懐かしい海でずっと「誰か」が呼んでいる──
孤島の伝承にまつわる土着ホラーです。民俗学や方言がお好きな方にどうぞ。深淵から覗いてくる何か、的な気配が好きな方にも刺さるかと!
完結しましたので、部門的にも安心してお読みいただけるかと思います。後半で色々ひっくり返るので、お楽しみいただけると幸いです。
連載中
!!NEW!! 長編・キャラ文芸部門「炎華繚乱 昊耀国女帝伝」(
https://kakuyomu.jp/works/1177354055336530345
)
偽の姫と偽の皇子、秘密を抱えた夫婦の生き残り政争レース!
昊耀国は、天より賜った《力》を持つ者たちが統べる国。後宮である天遊林では名家から選りすぐった姫たちが競い合い、皇子に選ばれるのを待っている。
強い《遠見》の力を持つ朱華は、とある家の姫の身代わりとして天遊林に入る。そしてめでたく第四皇子・炎俊の妃に選ばれるが、皇子は彼女が偽物だと見抜いていた。しかし炎俊は咎めることなく、自身の秘密を打ち明けてきた。「皇子」を名乗って帝位を狙う「彼」は、実は「女」なのだと。
お互いに秘密を握り合う仮初の「夫婦」は、次第に信頼を深めながら陰謀渦巻く後宮を生き抜いていく。
長編・恋愛部門「狼将軍の生贄の花嫁」
(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054951619232
)
婚約者を死なせた将軍に嫁がされることになったエリーゼ。残虐な野心家と評判の「夫」は、けれど実は心優しい人だった。将軍が政争と陰謀に巻き込まれつつあることを知ったエリーゼは──
お互いに心に傷があるふたりが幸せになるまでを描く、王道ヒストリカルロマンです。
長編・どんでん返し部門「窮鼠の牙」(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054940910727)
私立高校で生物の教師を務める麻野夕実は、高慢で残忍な本性を「優しい夕実先生」の仮面で隠して生活していた。だが、周囲に連続して起きる「事件」によって彼女の擬態はひび割れていく。彼女を狙うものの正体は……!?
短編部門
SF・百合「戦乙女と雀蜂」(
https://kakuyomu.jp/works/1177354055068060087
)
異種恋愛カニバリズムもの「人喰いの子」(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054900694749
)
悠井すみれ
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2件のコメント
悠井すみれ
2021年4月10日 19:55
三谷 朱花様
コメントありがとうございました。また、エッセイでご紹介いただけるとのこと、嬉しく思います。
ご質問いただいた点について、私なりに考えてみました。
1.中間選考突破した理由
三谷様の自主企画に参加した作品については、相性の合う下読みさんに当たったからとしか思えません。あるいは、ジャンルが比較的応募数が少ないと思われるSFなので、通過ラインが低かったのかもしれません。
2020年のKACと「5分で読書」コンテストのお題に「どんでん返し」があったこと、そして第6回カクヨムコンテストでのどんでん返し部門の新設を見るに、どんでん返しがある作品が求められているのでは、と感じていました。(どんでん返しがある=盛り上がりとオチがあることがほぼ約束されているので、読了後の満足感が高いことは期待できそうです)今回の短編部門ではほかに2作品が中間選考を通過していますが、それらについてはどんでん返しが要素があるので、それが理由になるかもしれません。
前々回から今回まで、☆が少ない作品が通過しているのを見ていますので、ランキングに関わらず審査されているのはある程度信じて良いと思っています。面白くても残念ながら通過できなかった作品ももちろんあるでしょうから運や相性も大きいとは思いますが、何はともあれ応募してみるのも大切なのではないかと思っています。
2.中間突破したほかの作者様の作品について
お勧めしたい作品はありますが、作者様が紹介OKか分からないので回答なしとさせていただきます。
3.第4回カクコン短編部門の理由について
受賞させていただいた拙作および「同期」の二作品は、いずれも「どんでん返し」というか、ラストに驚きが仕込まれているストーリーでした。上の回答でも触れた通り、ストーリーの起伏や構成を評価していただいたのかな、と思います。
拙作について付け加えるなら、「機械の芸術は芸術たりえるか」「AIに感情はあるか」といったテーマが現代的で読者の関心を得られると期待していただいたのかもしれません。上述のテーマがある上でしっかりと自立するヒロインの姿も、作者としてはお気に入りです。
逆にこれは関係なさそう、と思うのは「コミカライズした際に絵として映えるかどうか」という点です。
第4回の受賞作については、拙作は近未来舞台とはいえ背景や登場人物の服装は現代とほとんど変わりません。ほか二作品も舞台は現代かつほぼ屋内のみですし、第5回の受賞作も、舞台こそファンタジーですがキャラクターのやり取りやドラマが面白さの肝であって、情景やキャラの容姿の描写に力を入れていた感じはありませんでした。
もちろん、今後の受賞作がどうなるかは分からないのですが、特設サイトにて「まずは「小説としての面白さ」を第一に考えて作品作りに挑んでください。優秀作はコミカライズされますが、主題はあくまで小説短編賞です。」と言われているのは真実なのだろうな、と考えています。
(一方、完全に個人的な疑問ですが、コミカライズできる漫画家さんが限られそうなロボットものや歴史もの、あるいはそもそもコミカライズが非常に難しい叙述トリックものなどは、たとえ小説として優れていても受賞できるのかどうか非常に気になっています。どのような作品が受賞してどのようなコミカライズになるか、今回も注目しています。)
以上、何かの参考になりましたら幸いです。
悠井すみれ
2021年6月1日 00:31
わざわざコメントいただきありがとうございます。ご挨拶に伺ったほうが良いような、差し出がましいような……で迷っていましたので、お声がけいただいて良かったです。
ご質問の件について、ちょうど考えたことがありましたのでお伝えします。
前回、三谷様のエッセイに寄せさせていただいたコメントで、どんでん返しがある作品が求められているのでは、と回答していました。今回短編特別賞をいただいた「魔女の弟子の密かな企み」は、まさにどんでん返し要素がありますので、この推測は正しかったのでは、思っているところです。
また、第4回カクコンで受賞した「ジャクリーンの腕」と今回の作品には共通点があることを思い出しました。この二作、もともとはお題のある競作企画に寄せた作品だったのです。
もちろん、日ごろも読者を意識して書いてはいるのですが、参加作者にも当然読まれるもの、と思うと文章や構成の組み立て、推敲にも力が入ったように思います。さらには、同じお題で沢山の作品が集まるので、ほかの作品と被らないような切り口を、と考えたこともブラッシュアップに繋がったのかもしれません。
いずれにしても、様々な題材・アプローチで書くことは発想や作風を広げる役に立つのかな、と思います。
何かのご参考になれば幸いです!
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