仕事が終わり、家に帰り、寝そべった。
ぼんやりと考えてみる。
「カクヨムさん、見た目だけでいいから☆とか評価人数を100倍にする機能とか実装してくれないかな……」
直近の作品は☆が8で、応援が6。
だがボタンを押せばあら不思議。
なんと☆が800になって、応援が600になるのである!
うわぁー! ひゃっほーぅ!
と小躍りするのも束の間、
トップページに出てくるおすすめ作品には
☆22400の短編、☆942100の連載小説、そして☆1765400の書籍化作品が並んでいるのであった!
このままでは幻想が崩れてしまう!
欲望のままに倍化ボタンを連打する私、
そして
☆800000000000000000000000000
となった自作品。世界の人口を遥かに上回る応援、PV数が立ち並ぶ。
書籍化作品も確かに
☆1765400000000000000000000000000
と4桁違うのだが、気持ち目立たない気がするのだ。
やった……
これで皆満足だ! これこそが理想郷……
私はため息をついた。