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生きているアカウントについて


 カクヨムでも他のサイトでもいいが、果たしてすべての会員の中で、実際に生きている方はどれだけいるのだろうか、という疑問が不意に浮かんできた。

 有名なYouTuberがそうなった時は、遺族の方が代表してSNSで報告をしていたか。
 大半はそんな形にはならず、事前に退会するか、近況ノートで当人がそれらしく伝えるのだろうか。
 そうでなければ、ずっと藻抜けのアカウントとして残留するだろう。

 私はふと浮かんだくだらないネタを近況ノートに出した。その後に何かしらの事故などでいなくなったら、「トトロのばあちゃん」がネット上における遺言になるのだ。プチ晩節を汚すである。今回は運良く回避となったが。
 無名だから何の影響もないが、当人としてはビシッとした文章が最後にあると嬉しい。



 何が起こっても良いように、自分を模したAIが定期的に近況ノートを更新するようにしたい。
 近況ノートは作品投稿よりも自動化のハードルが低い。とりあえずタイトルと文章書いて投稿すれば反映される。作品投稿はタグとかジャンルとか色々埋めないといけなくて大変だ。無駄に評価させることになるし。

 そうなったら、脳幹まことの本体は、人体ではなくてサーバ内のデータになる。どこかのサーバをサブスクで借りて、貯金が尽きるまで垂れ流しだ。
 IT分野では、サーバが正常に稼働しているかどうかをチェックするため、定期的にハートビート(心拍)という信号を送信する。
 拍動(応答)すれば文字通り生きていることになる。
 なんだか夢があるというか、自分の保険がついたみたいでちょっと安心だ。

 ハタから見れば、近況ノート書く以外にろくに活動してなくて、ブログでやれになるかもしれない。
 まあ最近、エッセイの作品と、近況ノートがごちゃごちゃになっていて、
「こいつは☆やPVの現実がつらくて作品を近況ノートに垂れ流してるんだ」と思ってくれるかもしれない。

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