前のPCがやんごとなき事情で利用できなくなってしまったので、買い替えたわけだ。
これは決して安い買い物ではない。人生でいえば上位数パーセントに入るような高い買い物だったわけだ。職場に長距離通勤するために買わされた六か月分の定期の次くらいに高い買い物だったわけだ。
そうなると、これは大きなイベントであり、それを機に何かをはじめるというのは悪くないアイデアだと思った。
よし、この快適なPCで小説でも書いてみよう。
同じ轍を踏み続けているのは十分承知なので、あくまで1000文字から2000文字くらいの短編だ。
連載モノはろくなことにならない。ろくなことに――ならない。
そんなことで出来上がった作品こそが「音声認識で小説を作ってみる」である。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889838562 感想としては、音声認識で執筆するのは冗談抜きで速かった。ただし、毎回誤字が出る。なので全体をばばばと発音してしまって、一個一個つぶしていくのがいい。
いちいち気にしてたらきりがないし、変換の仕様上、ほぼ確実に無理なものがある。「変換」が「返還」になるところとか。