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お通しみたいな小説だ


 今まで専ら、一発ネタの短編小説ばかり出してきたので、このような長期にわたる(とは言え、20000文字と少しだが)小説執筆というのをやってこなかった。
 回数を重ねてきたが、本当に幸運なことに、今まで無事に進めることが出来るようになってきた。
 ただ、今になって少しの不安が胸中をよぎるようになった。
 次の話で期待がぽっきり折れてしまうのではないか――という、どう防ぎようもない懸念だ。
 実験レポートなのだから、起こったことをつらつらと書けばいいのだが、話の流れをもっていくのには、前座――「お通し」が必要だ。
 その「お通し」がまずいと、本題を上手く味わっていただけない可能性がある。

 そんなわけで、すっかり気後れしてしまい、今回は『無限の猿定理』は更新出来なかった。次回分の結果自体は出ているので、「お通し」の部分が出来れば、どうにか……といったところだ。

 しかし、何も書かないというのも、また、腕が鈍ってエタる原因にもなるので、代わりにストックにあった小説を一本投稿。

 実に「お通し」っぽい小説である。

 金に目が眩む
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884224213



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