五日目。
本当に私事としか言い様がないが、小説のアイデアを練るというのは、ガチャを引くのと良く似ているように感じられる。
普段は大した発想も出来ないが、時たまレア!ってものがくるのだ。インスピレーションというやつだろうか、凡人の頭でもやるときはやるらしい。
レアというのは、つまり、着眼点は面白く、なおかつ他者とあまり被らないというものだ。ニッチともいうが、そういうものを引き当てた時の喜びは大きい。
だからこそ、使うタイミングは重要である。素材が良くても調理に失敗して台無しになるケースは少なくない。
逸脱した発想は凡人には難しいが、少しでも見立ては良くできる。
物書きとしての腕の見せどころはここなのではないかと思っている。