この十年近く、我々が「歴史の転換点」に直面しているような「ぼんやりとした感覚」はあったのだが、諸々の事象が顕在化するにつれて、それが「確信」に近いものになった2024年だったように思う。
国内外で、政治・経済・教育・文化等あらゆる分野で既存秩序の流動化が加速する「カオス」の真っ只中にあって、「バタフライ・エフェクト」を引き起こしうるキー・ファクターの一つが、(それが大きなものであれ、ささやかなものであれ)同時代を生きる我々が共有する「ものがたり」であろう。
その意味において、職業作家の方々のみならず、私のような「素人物書き」であっても、何らかの「ものがたり」を発信した時点で、「未来を創る責任」の一翼を担っているかもしれないという(必ずしも有難くはない?)事実を再認識せざるを得ない年の瀬である。
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みなさま、よい新年をお迎えください。
2024.12.24