私がカクヨムを読む理由
気がつくと、カクヨムにアカウントを作って3か月近くが経とうとしている。
この間、仕事の合間に時間を作っては、カクヨムの様々なジャンルの作品をフォローして、(まだ全てを読み切れた訳ではないが)可能な範囲で片っ端から目を通してきた。(おかげで、自分のポリシーに反して睡眠不足気味ではある)
仕事柄、芥川賞・直木賞・本屋大賞などの著名な文学賞にノミネートされた「有名な本」や、その道の専門家しか読まないような「マニアックな本」まで、片っ端から購入して、教室に山積みしてはいる。
ところが、そのような「必読書」は教室に出入りする若い人たちに「とりあえず」任せて、カクヨムを優先している自分がいる。何故か?
よくよく考えてみると、カクヨムの作品には、上手・下手を超越した「人生そのもの」を感じさせてくれる作品が多いからだ、という自分なりの結論に達した。語弊があるかもしれないが、それぞれの作品を通して「等身大の人間が発する言葉の力」を感じる頻度が高いように思われるのである。(古今和歌集以降と比べたときに、万葉集に感じる素朴な力強さのような感覚?)
2030〜2040年頃の近未来を想像すると、カクヨムに代表されるような創作プラットフォームが、(評価システムや検索システム等の技術的な課題を克服しながら)さらに進化して、新たな表現のスタンダードになっていくような気がする。
2024.4.19