鳴海の出陣が近づいたこともあって、登場人物を一部更新しました。
具体的に言うと、水戸藩関係者が増えています。
ついでに、なるみんの同僚(樽井・種橋)なども加えました。基本的にあまり登場人物は増やしたくないのですが、なるみんの出世に伴い、交友関係も変化してきますしね(´・ω・`)
<水戸藩・守山藩関係者>
猿田(田中)愿蔵……水戸藩の郷校時雍館の代表。天狗党。
藤田小五郎……水戸藩の改革派、藤田東湖の四男。天狗党。
三浦平八郎……守山藩の顔役。
山野辺義芸……助川海防城主。元水戸藩執政。
<水戸藩関係者(諸生党)>
戸祭久之允……大沼海防陣営掛
寺門登一郎……指引役。太田より出陣し、民兵を率いて戦う。
菊地善左衛門……戸祭の部下兼物頭。
内藤弥太夫……太田守備隊長兼軍監。日立方面の天狗党討伐責任者。
相葉九十郎……山下防御掛。
筧助太夫……水戸藩番頭。
諸生党の面々については、戸祭さんなんか、割となるみんと絡んでいる割に、どういう役割だったのか今ひとつ分からなかったんですよ。そもそも、諸生党の記述は天狗党と比較して少ない上に、太田~助川海防城戦はあまり扱われないですし。
ですが、こつこつと資料を何度も読み直し、ようやく「大沼方面」(現在の日立市)の防御掛を任されていたから、なるみんとペアを組んでいたのかあ~!なんて、わかった次第です。
菊地善左衛門や筧助太夫については推定ですが、各種資料から察するに、割と近い役割だったと思います。
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知り合いに、今回の「鬼と天狗」は「二本松藩史の空隙を埋める作品ですね」と評されましたが、ホントにその通りです^^;
水戸藩側でも「水戸市史」で取り上げられるのは「武田耕雲斎・大発勢・藤田小四郎等の筑波勢」であることが多く、太田地方はわりとあっさりした記述なのですよね……。
それでも、大分日立地方の地理に精通してきたこともあり、何とか形にできそうです。