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「内訌」の意味

次話、関東内訌は話数そのものは少ないです。ですが文字数を計測してみたら、約15000字と、そこそこのボリュームがありました。
なので、話数の割りには読み応えがあるはずです。

で、今回の「関東内訌」。「ないこう」と読みますが、要するに「内紛」のことです。
水戸藩に関しては、既にその予兆について何度か本編でも取り上げていますが、ここではそれ以外の藩への影響についても、触れてみました。


そしてこの時期の二本松藩について。
なんと、情報ゼロです^^;
→マジです。
ですが、お隣さん(福島藩&三春藩)が日光警衛の出兵を命じられていて(この裏付けを取るのが案外大変でした)、特に福島藩は「二本松城下」を通らずに日光へ行けるはずはありません。
当時、大名行列などが他藩を通行する場合には予め宿場町にも伝達することになっていましたから、二本松藩でも福島藩の「日光警衛」は把握していたことでしょう。
となれば、やはり「そのうち自分たちも出兵命令が下るかも」という予感があったと考えられます。

そんなわけで、この「関東内訌」については、史実に基づきつつも、結構オリジナルエピソードが多めです。
関東の情勢を、どのような形で二本松藩サイドのストーリーに組み込んでいるか。
それも含めまして、5日よりお楽しみ下さいませ!

あ、あと。
何気に「日光奉行」の小倉正義さん。
この方についての情報が乏しく、身分を確定するのに非常に難儀しました……。
→基本的に、日光奉行は旗本の役職だったらしいです。
それに対して、実際に「祭礼」を取り仕切る「日光祭礼奉行」は、割と結城藩水野家の役回り。
ややこしいですね^^;

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