話数そのものは少ないですが、文字数を計測したら「15000字」位あったので、今回もそこそこのボリュームです。
ちなみにこのタイトルですが、「ないこう」と読みます。
本来は別話を作る予定はなかったんですよ。ですが、今日で終わった「筑波挙兵」の内容があまりにも濃すぎて、一度に書ききれなかった次第です。
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「鬼と天狗」の全般に言えることですが、二本松側の視点からのみ書こうとすると、どうしても「唐突に天狗党出兵を命じられた」ことになりがちです。
ですが、元々オファーを出されたH氏の希望に沿う形で諸々のエピソードを盛り込んでいくと、水戸藩の事情にも目を向けざるを得ない。
かつ、私が最初から予定していた「守山藩」との絡みは、地域事情を考慮しても絶対にあったはずで……。
→何せ、お隣さんです。
そんなわけで、鳴海らの出陣までは、割と史実を盛り込みつつ「二本松藩視点からは、こんな感じで関東の情勢を探っていたはず」というオリジナルエピソードになります。
どうぞ、お楽しみ下さいませ!