本日公開分の「出陣(7)」。
台風で出水が発生していますが、これ、嘘のようなホントの話なのです。
なぜか、「藩史」「市史」には出てきませんが……。
裏付けは、本宮町史や守山藩の樫村日記から取っています。
特に樫村日記では、「近年ないと言われるほどの出水」とあり、また、8日の夜は強風が吹いていたとありますから、恐らく台風襲来と重なったのでしょう。
(野分とは、古語で台風のことです)
ちなみに「本宮の出水」は、数年前、私が某電力会社に派遣で行っていた際に、同僚が本宮で水害に遭ったので、本宮が水害に見舞われやすい土地だというのを、よく知っています。
まさか、領民が困っている最中に鳴海たちが「ぼけっと」水が引くのを待っていたとは思えず、ちょっとだけ、水害復旧作業にも当たらせてみました。
→幸い、出陣のために土木作業道具は豊富ですし。
(戦と土木作業はセットですからね)
それにしても、「事実は小説より奇なり」。
できれば藩史や市史にも、このドラマチックな出陣を取り上げてほしかったです。