話の流れからすると、まだ本来の予定の2/3くらいしか書いていない気もしますが……。
あまり更新が滞るのもナンなので、一旦きりのいいところでアップしました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330661491248711/episodes/16818093078117936586それくらい複雑なんですよ、天狗党の挙兵については。
もっとサクサク進むかと、私も思っていたんですけれどね^^;
何気に「日光祭礼奉行」を長国公の弟君(水野勝知公)が務めていたり、上方ではとうとう一橋慶喜が「将軍後見職」を辞めたりしている最中で天狗党の「筑波義挙」が持ち上がったもので、結構あっちもこっちも……という感じになっています。
あとは、何気に「白河藩」の情報もちょっと盛り込んでみたり。
とはいえ、やはり二本松藩が「天狗党討伐」にやけに前のめりになっていたのは、横浜鎖港問題(=生糸輸出問題)が大きく関わっていたのだろうなあ……というのが、私の推測。
ある二本松藩関係者には、一刀両断で否定されましたけれど(苦笑)。
noteではちょっと書きましたが、春に遊びに行った観世寺(安達ケ原の鬼婆の舞台)の一角に「養蚕神」の石碑がありまして、これが建立されたのが「文久元年」。ほぼ「鬼と天狗」と同時代なんです。
それくらい、生糸は二本松藩にとって生命線だったんですよ。「横浜鎖港」を正当化しようとする天狗党の言い分が通ったら、二本松藩の産業は確実には大ダメージを被ったことでしょう。
それに加えて、意外と「結城藩」の危機も見逃せないですし。
そんなわけで、前回の「鳴動+嶽の出湯」と同じパターンで、今回も「筑波挙兵+関東内訌(ないこう)」というセットで、一つの流れになる予定です。
本音を言えば、その次の話で登場予定だった「鳴海夫婦のラブシーン」を早く登場させたくて仕方がないのですけれどね^^;