薬瓶の蓋

入院している祖父を見舞った私は、あの臭いがするのに気が付いた。

言い争った相手の男を殺してしまった二人組。トランクの中に死体を押し込み山奥へと向かうが…。ふとしたことで疑問に思う事が次から次へと錯綜してしまう。

いよいよ連載を始めたくなったので始めました。 例によって例のごとく色々と未定ですが、過去作『みんなこわい話が大すき』などのネタバレがあるはずです。また例によって見切り発車のため、…

夏の暑さに負けて寝込んだ先輩の見舞いに行って聞いた話。

長々と喋られるより、さっさと終わらせたいでしょう？

後ろの正面に巡ってくるまで。 【もっこ】を囲んで、回れ、回れ……ついに、お前に、辿り着くまで――

狭い空間に閉じ込められた男が謎の声からの質問に頷くか、首を振るかのジェスチャーで答える話。

不動産業界でも有名な事故物件の悪霊だった女がとある変わり者の居住者をきっかけに女神さまへと祀り上げられていく

『【三題噺 #72】「単位」「父親」「額」』によせて書きました。

おばあちゃんに「公園の〇〇で××をしてはいけない」と言われた少年が公園の〇〇で××をする話。

居たのか居なかったのかよくわからない兄がとにかくは帰ってきてくれたのだがその結果には納得していない。

「緊張をほぐす時、人の頭をジャガイモだと思え」とはいいますが、実際の景色はなんだか狂気的。 ルビと本文が交差し、視覚と知覚が狂っていく様を読みながら追体験する、不条理SF。

社運を賭けた巨大プロジェクト。 その本番稼働を目前に、初歩的なバグの報告を受けてしまったリーダー・トト。 「猫の手も借りたい……」 懸命の努力もむなしく、システムは動き出してしま…

この話はまだ世の中が平和で、ちょっとした殺人で世の中が騒ぎ立てた頃の話だ。 雑誌編集者の「私」はある犯人のいない事件についての取材で、編集長の知り合いで名探偵の呼び声高い「滝美…

新・十ノ物語（とおのものがたり） 前作「十ノ物語」お楽しみいただけましたでしょうか？ 忘れかけていた不思議な世界への招待状をもう一通お送りいたします。 もう一度一緒に不思議な世界…

これは、最近その辺を行く子供に「おじさん」呼びをされることに意義を唱え辛くなりつつある私の、実際に体験した出来事である。 そのとき、私は何を思ったのか。そして今、その出来事を思い…

短編。死に菊の原の話。 ※「小説家になろう」との重複投稿です。

一時間でどれだけ書けるか試した物。見直し十分オーバー。(内訳本文五十五分見直し十五分)

一時間でどれだけ書けるか試した物。見直し十分オーバー。(内訳本文五十分見直しニ十分)

一時間でどれだけ書けるか試した物。(内訳本文四十分見直しニ十分)

二人の男による命のゲーム。 狂気のゲームの結末は？

その場所に導かれたならば、帰る場所があるならば、ただひたすらに走るが良い。 五つの関門、五つの人ならざるもの。行き着くのは現世か幽世か。 己の走るその先に、果たして君は何を見る？

彼がやっている事は正義か。 それとも狂気か。 あるいはただの犯罪か。

なんの能力もない一般人だが、なろうのテンプレ展開にことごとく見舞われる主人公。しかし持ち前の鬼メンタルと運の良さだけでテンプレ展開を乗り越える……のではなくことごとく回避していく…

　中ノ村の長、次丸の許を訪れた旅の薬屋、りん。りんは次丸に、間もなく行われる収穫祭で商いをしたいと申し入れるのだが……。 　薬屋りんの話、一話目です。 　ファンタジーの心算でい…

とある一般家庭で暮らす一羽のウサギ。 だが、ただのほほんと暮らしているわけではない。 ペットには、“家族を癒す”という大切な仕事があるのだ。 これは、そんな重要な仕事に従事する一…

明治生まれのおじいちゃんへ。昭和生まれの私にくすぶり続けた思いが、平成を越えて令和の今、ついにお焚き上げされる。 ★知良うららのその他の作品はこちら　↓ ---------…

「私は、何もない男でございます」。 裏ぶれた神社に潜む男に訪れた、 邂逅(かいこう)と結末。

2024年7月15日の日記です。

この小説は、「猫が見る」ことばかり集めた小説です。 ある時はじっと。またある時はじろりと。そしてまたある時はちろちろと。そんな猫がこっちを見ているお話が詰まっている短編集です。 …

【SARF×カクヨム 短編こわ～い話コンテストで優秀賞をいただきました】 誰かが水たまりを踏んだような音が聞こえる。 でも、辺りを見まわしても誰もいない。 不思議に思っている…

職場の喫煙所仲間かつ飲み友達の先輩の近況を聞いていた夜の話です。

人気FPSゲームの世界ランカー『加賀美悠也』はFPSゲームのプロチームに入る条件を満たすため、高校への入学を決断する。 しかし入学式の登校中に、義理の妹『加賀美彩音』は現在アジア…

ただの違法薬物事件だと思っていた。 よくある、だが捨て置けない事件だと。 都津上を訪れた公安警察官と協力者が動いたとき、やつらもまた動き出す。 クトゥルフ神話存在に出会ったとき救…

郊外に図書館があるらしい。 数多の書籍を収めたそれは、人間が知るべきではない知識の宝庫。 かつてそこに住んでいた住人のことを人は知らない。 クトゥルフ神話的事象がまたひとつ。 都…

変な話しから怖い話しまでなかったようであったような昔ばなしの掌編です。

鏡堂、天宮バディの怪異事件簿第二弾。 今回は白昼起こった焼殺事件に端を発し、不可解な事件が展開されて行きます。

短編1話読みき切り。 古典と私的解釈入り混じるクトゥルフ神話小説群。 こんな人にオススメ ・理解の及ばない薄気味悪さが好き ・弱い人間が抵抗するところが見たい ・ホラーに恋…

あたしはお人形。 「お父様」はあたしを大切にしてくれる大好きな人。 「ジョアンヌ」は明るくて優しいメイド。 「ティム」と「マドモアゼル・ロッピィ」は愉快なお友達。 お家の外に出て…

上司からの「熱血的な」指導。 見知らぬ何者かからの「ささやかな」愛情。 悲惨な過去を抱えた「住み処」。 そこにエリーちゃんはやってきた。

掌編。蒼白な蝶に心奪われた旅人の話。 ※「小説家になろう」との重複投稿です。

そこは夕顔が咲くので有名なお寺でした。 夏の宵闇に白い花が茫と浮かび上がる。 盛夏の時期にだけ飾られるという幽霊画、 その曰くを聞いた時、心底恐ろしいと 思ったのです。 …

明朗快活、ハツラツとした元敏腕教師のじいちゃん。 ある日彼は、主人公の藍の目の前で持病の発作を起こし倒れてしまう。 「俺が悪かった、許してくれぇ」 そんな必死の言葉を残して。 …

カネとコネがあって可愛い俺の彼女。 でも、就職が内定して用済みになった。 そんな彼女は、ある日——

「とんでもない大金がもらえるバイトがある」 そんな噂を聞いて、辺鄙な村に向かったという半田から、俺に連絡が入った。半田は言う。 「あんな村、行くんじゃなかった」 お金と引き換えに…

曰くや穢れ。 本来面白がってはいけない事柄が、エンタテイメントとして大量に消費されている。 小説、漫画、アニメ、ドラマ、ドキュメンタリーなど、今やそれらは手のひらの上の小さな機械…

雨の日にだけオープンするカフェに纏わる物語の第４段。

簡単に読めるホラーや怪談の短編集です。

　ジャンルは「現代ドラマ」ですが、全くドラマチックではないと思います……。 　少しでも笑っていただければ幸いです。 　柴田　恭太郎様の自主企画、三題噺に乗っからせていただこうか…