夜賀千速

高校二年生の時、校内の文芸部誌に掲載した短編です。 どうかあなたにも、疼きを。

リハビリ。 特に意味はないですが、書きたくて書いた性描写があります。

10歳になったら蝶を食す儀式を行う町で。 1話完結です カクヨム甲子園2024中間選考突破

大学二年生、釣鐘華子。華子がバイトから帰ると、玄関には高校一年生の時に失踪した親友、橘未來によく似た死体が転がっていた。

lost time･order

あの夏、確かにゼロはイチになった。

月の綺麗な夜。 僕はラブソングを歌う君と出会った。その歌は温度のない世界で唯一の温かさを纏っていた。

【カクヨム甲子園・ショート部門応募作】 おれもいつか同じように、あなたを忘れてしまうのだろうか。 テーマは「vacancy」です。

i missed.

悲しみや寂しさを感じない先生と呼ばれる主人公の男の元に、女子高校生からのメールが届いた。女子高校生は、さよならの速さを知りたがっている。さよならの相手との距離、時間。それはどれほ…

三田重音は、雑音があると言葉が聞き取れなくなる。 これはそんな彼女の苦悩と、希望の物語だ。

髪を切って、俺は揺らいだ。 普通とは何であるか、個性とは何であるか。誰も認めてくれなかったとしたら、恐怖に負けて身を隠してしまったら、確かにここにいるはずの「自分」はどこに行く…

冒険も事件もない。 何が起こるわけでもないけれど、大切な日々。 そこに生きてる１人の女子高生。 「日常を書いてみてよ」。 そんな友人の１言から書き出した物語。

羽を持ったルイスと、空を飛びたがる優花。 二人の出会いは、運命によるものだった。

中学時代、彼女を殺めた航平は後悔の中で生き続けていた。そんな中、不思議な宛名をした手紙が届いて――――

カチリ。ポータブルラジオのスイッチを入れると、大好きだった姉の声が聞こえてきた。 妬ましかった言葉。憧れていた言葉。彼女の言葉が届けてくれたものに気がついたとき、わたしはまた、こ…

人生はつまらない、なんて。 もしそう思うのなら、もう一度考え直してみなよ。 本当に、つまらない？ 示したくはないの、キミの存在を。人生を。

クラスメートの「彼女」に頼まれて、「僕」は彼女の小説を書くことになる。 放課後の時間を共にする二人の、果敢ない青春の物語。

Wandering through the summer.

「もうすぐ、この星は終わるらしい」 人類の住む星の、終末の時がやってきた。 破滅を前にした二人の男女の物語。

【カクヨム甲子園2023　ロングストーリー部門奨励賞受賞作】 推薦入試のため、と老人ホームのボランティアに参加した八城志紋。 何事もなく終わると思っていたが、そこで出会った利用者…

From ************@gmail.com 宛先　あなた 件名　読んでください、お願いします

　自由に空を羽ばたいていた君は、突然地に落ちた。 　抉れた肉よりも、突き出した骨よりも、溢れ出た血よりも、何より。 　地面に描かれた色鮮やかなその翼が、僕の目に残った。

本当の「延長戦」 見咲影弥でした。ありがとうございました。

もう薄れてしまった記憶をもとに、残すために書いたお話です。 どうか皆様におかれましては、ただのいち怪談としてお楽しみください。

　三月。 　キミエは幼馴染み達と共に、今はもう廃校となった小学校に集まった。二分の一成人式の後で埋めたタイムカプセルを、十年ぶりに掘り返すためだ。 　忘れがたい人が埋めたカプセル…

読書家と飼い猫の日々を詠んだ短歌。たまに隣の猫や野良猫も登場。 ＜参考＞ 『長靴をはいた猫』 『吾輩は猫である』 『ルドルフとイッパイアッテナ』 『注文の多い料理店』 『夏への…

村のために死ににいく彼女を、私は隠れて見送ろうとしている。

藤野冬佳、新高校一年生。 つまらない日常に新しい憂鬱な日々が現れるのをうんざりとしていた彼女だったが、彼女は出会ってしまう。 痛いほど鮮烈で苦しい恋の物語。 カクヨム甲子園2…

Twitterにて気分で書いている#架空小説書き出しを集めてみました。Twitterに投稿する度にこちらでも更新しようと思います。

安っぽいお酒で酔っ払った帰り道によくこんなことを思う。あんなに好きだったものも人も、どうして好きだったのか忘れてしまって、でも、あんなに好きだったことはちゃんと覚えている。そして…

【第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部　一句部門】 全二十四句

音楽を例に芸術における才能についてある視点から切り取りました。

fall into the dawning

カクヨム甲子園2022ロングストーリー部門に参加している作品です。 二人の女子高生のお話。 締切以降加筆修正たくさんしました。

花緑青(はなろくしょう)とは、明るい青緑色のこと。その鮮やかさから『エメラルドグリーン』とも呼ばれている。 花緑青の顔料は、絵具や建築用塗料として盛んに利用されていたが、有毒であ…

「世界電球」という全人類を幸福に導く装置のある世界。 そんな世界でなぜか「しあわせ」になれない二人は、世界電球を壊しに行くことを決意する。

第２回カクヨム短歌・俳句コンテスト応募作品　 二十首連作部門

軽やかなあの子をつかまえたい、臆病者のはなし

カクヨム甲子園創作合宿2023第2回テーマ「放課後」 その青さが愛おしい。 勉強のおともにぜひ。