青春は病気だと思います。
そして、その"青春と言う病気"をエンドレスで繰り返さなくてはならない病(と勝手に命名しました)に犯された2人の主人公。しかも、高校3年生と言う青春の中でも、結構かったるい時期をエンドレスで繰り返さなくてはならない、辛い。
青春とはなんだろう。
存在意義とはなんだろう。
そんなことを考えさせられ、まるで哲学書を読んでいるような、そんな気持ちにもなりますが、その一方で、とても美しい言葉で綴られた青春の数々は本当に美しく、はかなく、切なく、この美しい世界にいつまでもずっと浸っていたくなるような気持ちもありました。
読ませていただきながら、私の脳内では、藤井風さんの「青春病」が流れていました。
読んで欲しいなって思います。いろんな人に。U24作品です。