「ＫＧＹ」を含む小説

奇妙な力を持った少女、川島麻子とその周りの面々が繰り広げるドタバタジャパニーズ現代ファンタジックオカルトストーリー！ ホラー要素は薄め。全く怖くないよ！ 一話だいたい６０００…

　――死んだ。 　確かに死んだ。間違いなく死んだ。絶対に死んだ。 　何故なら、その記憶があるから。 　死は、全てを超越した絶対の苦痛。その記憶を持ったまま、生まれ出たのは死…

「私、冴子先輩のこと――」 Ｌ県御陵市颪町。過疎の町に住む小学生、黒金晶は同じ学校に通う唯一の先輩、湯沢冴子との関係がもう少しで終わってしまうことに不安を覚えていた。 そんな…

　俺は国語が苦手である。漢字は書ける。古文もそれなり。ただ、作者の気持ちを答えよだの、登場人物の心理を書けだの言われると、全く駄目。 　幼馴染曰く、それは無意識な意図的なものだ…

　呪われていると言われて学校で迷惑をかけている私はとうとう先生に呼び出されそのまま親にまで連絡がいって霊能者のところまで馳せ参じることになったのですがどうにもならずに次の霊能者を…

Ｂ県西部の山間部、根津村周辺では、奇祭と名高い「風祭」が毎年行われている。祭の最中に人が消えるという「風流し」の伝承が残るが、それは話の中だけのことだと思われていた。ところが昨年…