「蒙古襲来」を含む小説

弘安四年（西暦一二八一年）、水無月。 二度目の蒙古襲来《もうこしゅうらい》、『弘安の役《こうあんのえき》』の真っ只中。 ある日、位相幾何学《トポロジー》が専門の宇宙物理学者で…

第三次蒙古襲来の結果、関西は元の支配下にはいり、関東は幕府体制をたもった。関西が元の支配から脱してからも、両国は融合しなかった。いくらかさきがけて近代化した関東が関西を併合したが…

　その戦いはナゾに包まれていた。 　何が本当で、何が嘘か。 　それは誰も知らない。 　誰もが本当を語り、誰もが嘘を混ぜる。 　――真実とは何なのか？ 　変化する戦…

切腹をして果てたと思っていたら突然、鎌倉時代に？ そこで出会ったのは、蒙古襲来という日本史上最大の危機を迎えていた北条時宗。 妙に気が合うふたりだったが、実は深い因縁が隠されてい…

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」あまりに有名な孫子の兵法。まず初めに、敵の内情を知るスパイ大作戦は、古代の中国でも展開されていた。スパイは、おおよそ五種類とされた。もちろん兼…

ユーラシア大陸の覇王、クビライハーンは黄金の国ジパングを狙う。 征服した高麗を尖兵として日本に向かう未曾有の大艦隊。 精強無比、大陸を席巻した蒙古の兵団。そして抑圧され鬱屈しまく…

どうも、はじめまして。 小説書くのは初めての試みです。 どうか、お手柔らかにお願い致します。 それにしても、寒い。寒すぎる。 真冬すぎる。真冬というモンスターが日本を攻めてきてい…

わしが賈似道(かじどう)だ。南宋の後期、理宗・度宗・恭帝と三代の皇帝に仕え、紛れもなく権勢をふるった。だから権臣とよばれても文句はない。だが、奸臣だ、売国奴だといわれれば、異議が…