「短編 純愛」を含む小説

60年前のあの夏も、俺はこの道を駆け抜けた。まだプリンセスであった貴女を背負い、戦火の中をただまっすぐに。今、この肩に背負っているものは、貴女を納めた黒い棺。俺は思いだす。貴女と…

別れる運命にある人に芽ばえてしまった恋心。 戸惑う気持ちを持て余す主人公に起こった出来事――

桜の木の下で大津志希は想い人である二堂仕葉に告白する。その後、志希は男友達である猿川硫路と話をしていたが、そこに硫路の携帯電話にあるメッセージが送られてくる。

幼馴染のユーリから「16歳の誕生日を迎えたら、冒険者になって村を出る」と突然告げられたラナ。 それならと自身も冒険者になる事を決意し、訓練を始める。けれど、残された期間は1年余り…

大学2年生となった俺に訪れた誕生日に姿を現したのは国民的アイドルとなり距離はおきつつも毎年誕生日プレゼントを贈ってくれていた幼馴染であった。 今年は確かに楽しみにしておけって言…

務武と安里は、小学生の頃からの幼なじみだった。二人の絆をより一層深めたのは、小さな商店で買うサイダー。暑い日も寒い日も、祝い事がある度にサイダーを買って乾杯を交わした。月日が流れ…

仲の良い夫婦、 それでも伝えたい事を伝えなければ後悔に繋がってしまう。 後悔の先に待っているもの、 態度だけでは、伝わらないことがたくさんある。 だから言葉で伝えることが大切な…

新垣直久はラベンダー畑を歩いていた。 毎年同じ月の同じ日、同じ時間に、この場所を訪れている。 隣を歩くのは直久が思いを寄せる女性、椎名美里。 彼女はもう、この世界には存在しない…

ある日、僕が裏山で捕まえてきたカブトムシ。それは醜い顔をした人型のカブトムシだった。 でも、瑠璃ちゃんが言うんだ。それ明らかにゴブリンだろ、って。 いやいや。 そんなそんな。 こ…

小さな伯爵家の令嬢サフラン＝アメジストは、10歳の時に自分の領地が赤字だということに気がついた。 優しすぎる領主の父に代わって、私が領地を守らねば！と思い立ち、貴族社会に揉まれ…

私の大好きで、尊敬できる祖父のたった一度の恋物語を綴ってみました。 全て実話のエッセイとなっております。

ある日、男はショートケーキに発情してしまった カクヨムWeb小説短編賞2023円城塔賞最終選考作品

ある日、天涯孤独の千月は今まで気が付かなった近所の稲荷神社を発見し参拝します。そこで「寂しい」と漏らしたことで、昔助けた狐の本当の姿である妖狐の八尾に招かれて、常夜の異界に足を踏…

作者の処女作である 『人間不信の俺が恋なんてできるわけがない』 https://kakuyomu.jp/works/16817330662584821524 が皆様のおかげで…

「私の事を愛していませんよね？」という問いから始まるハッピーエンドの短編です。

母を亡くした現実を受け止められず眠れない夜を過ごす信也。ふらりと足を向けた海辺で夏美と出会う。 夏美に恋心を抱くコミュ障の信也と、過去に囚われて、この世を彷徨っている夏美の淡い恋…

昨日、太陽みたいにきらきらだったきみが死んだ。 "自分が肯定できないような自分を他人に肯定してもらおうするな"って言葉が鼓膜から離れない。

　この世界の聖女の役割は、祈りの力でその国に必要なものを与えること。 　元伯爵令嬢で、今はラッセル国に派遣されているアイラもそんな聖女の一人だった。しかし、国のために祈るアイラを…

　俺の幼馴染の橋本留美は今日も当たり前のように家に入り浸っている。 　テレビからクリスマスのイルミネーションが流れる中、お袋や親父はいつ責任を取るのかと問い詰めてくる始末。 　あ…

ツイッターで上げてた短編をまとめただけ。 たまにほんのちょびっと手直ししてる。 現在はツイッターではなくこちらの方で更新してます。 毎週金曜午後9時更新予定。