「異形の恋」を含む小説

～カクヨムコンテスト10【短編】参加作品～ 戀歌楼。 主に異形を商品として扱う見世である。 もちろん、気に入ったものがいれば身請けすることもできるが、その際は案内人が提示…

　水面に坐す磐座を祀る海村、潮見にて。 　若い漁夫の左慈は不眠を患い、度々夜の浜辺を彷徨っていたところ、得体の知れない幽玄な女と出会った。左慈は女をウシオと呼び、眠れない夜と孤独…

①ガーゴイル、②スケベ、③古民家で三題噺を書きました。

刹那にであったあなたへ。 私はあなたに恋をした　人ではないあなたへ。 異形に恋をした男の昔語り。

時は明治、文明開花の象徴であった鉄道の開通、ガス灯、散切り頭。白シャツにトンビコート、下駄姿は舶来の文化が入り混じっていた。 賑やかな祭りの最中、正一は悪友に見世物小屋につれて…

『愛』と一言に行ってしまうのは簡単だ。 でも、僕には分からなかった。 愛とは、なんなのか。 この物語は、愛を知らない少年の僕と完璧な変わった少女の彼女との物語だ。 愛とは、な…

都会と田舎の狭間にある弁当屋は、化け物のお客さんがやって来る。弁当屋を継いだくるみは、祖母が決めた許婚がいるが、その人がどんな人なのかを知らない。ある日、弁当屋に来た青年にくるみ…