「物の怪 ミステリー」を含む小説

西都公達学園高等科、茶道部副部長の茶釜薫は、魔力持ちの多い西都の中でも、火を喰らう異能の持主。静かにお茶を点てる薫のもとに、今日もあやしげな相談が持ち込まれる。ここは、茶道部で、…

　親戚から譲り受けた古い洋館に越して来た田浦果里奈は、古い静物との意思疎通ができる。そんな能力を知らない高校の同級生たちから、香里奈は異端視されているが、唯一遠野川奏人だけは気づ…

第11回　ネットコン一次通過作品 時は昭和。それも、もうすぐ平成の世となる頃のお話です。 まだ地方では、コンビニエンスストアも余り無いそんな昭和の終わりの頃のお話です。 主人…

四畳半の一室。 ちゃぶ台に書棚、それから布団を敷いてしまうと床面積の2/3を占拠してしまう、この人間が健康で文化的な最低限度の生活を送ることができる、最低限の空間に男女が三人。

時は神々が遊ぶ平安の世――。 死後、天神となった菅原道真は、高位の女神の差し金で、人と鬼の間に生まれた「半鬼」の赤子を育てることに！ 泣けばすぐ鬼火を出す子に神力を与え、あやす日…

ある日、やかんをとりに物置に入ったかーくんは、そこで怪しい毛玉を見つけてしまう。密室の物置に、何かがいる……！ 東堂兄弟の会話集から『物の怪事件』『続・物の怪事件』を小説にリメ…

　零糸《あやし》町で暮らす、生まれつき物怪が見える薫は、大学生ながら人と物怪の仲立ちをするのが日課であり、趣味だ。居候である風変わりな西洋人、スワローと共に、彼女は今日も誰かの悩…

高校最後の夏休みに、栄次郎はどうしても故郷で確かめておきたい事が有った。 禁忌の森に出るというお化けの秘密…大人達が隠していた山村の秘密。 森に忍び込んだ栄次郎は、自らをお化けと…

この世界には人間・動物が住む付く『現界』と、妖怪・物の怪・つくも神等の妖（あやかし）が住み付く『妖界』が存在する。 そして今、人間界と妖界との境にある『結界』がこつ然と消滅し、…