「消印」を含む小説

二つの国が大きな戦争を起こし、まるで泥沼のような戦争であった。そんな中、戦争の情報をつかさどる情報機関にある一通の情報が送られてきた。その消印は100年後先の日付であった。その情…

ある日、現実超常ドキュメンタリー特派員制作委員会に送られてきた、切手と消印のない封筒。そこには悪魔の儀式の詳細が書かれた便箋と、儀式の模様を撮影したフロッピーがあった。我々は手紙…

ある日、郵便受けに不思議な手紙が入っていた。 消印が肉球スタンプのその手紙は、天国にいるゾウやカバといった動物たちが書いたものだった。 内容は、動物たちのお悩み相談。 半信半疑な…

被写体は知らないどこかの風景と、一匹の犬のぬいぐるみ。そんな謎のポストカードが定期的に届く様になった。そのポストカードは灰色の生活を送る大学生の生活に色どりを与えてくれるようにな…

1995年8月上旬のある日、よつ葉園に1通の葉書が来た。 それは、入所児童の大村純一からのもの。彼は、2日前から1週間、叔父宅に里帰りすることになっている。 だが、その葉書の消印…

ある日真澄のもとに、夫からの手紙が届く。 その手紙の消印は五年前。ある出来事のあった日付であった。 ラジオのざらざらとした音に流されるように真澄は手紙の存在に引き込まれていく。 …

「彼女が誘拐された、助けてほしい」 　発足したての同好会『第二探偵部』に持ち込まれた相談内容は、誘拐事件解決の依頼だった。 　相談者である榊原は二枚の紙を事件の証拠且つ情報…