現実超常ドキュメンタリー特派員·手紙と悪魔の儀式
読天文之
第1話ナゾの封筒
ここは愛知県·某ビルの中にある『現実超常ドキュメンタリー特派員製作委員会』のスタッフルーム、肌寒くなり年末が迫るこの頃も、ディレクター·椿はせわしなく働いていた。
椿がデスクに座ると、アシスタント·道草が封筒を選別していた。
「それ、今日来た分か?」
「はい、でも中にはイタズラもあって正直迷惑してます…。」
やはり不思議系調査番組に対するアンチは一定数はいるようで、そういう方面からの悪質な通報や手紙は絶えずやってくる……。
椿がふと道草のデスクを見ると、封かんシールのついた白いA5の封筒が目についた。
「この封筒は…?」
「あぁ、この封筒は家のレターボックスに入れてあったものです。切手も消印もないので、おそらく嫌がらせの投稿かと…。」
椿が封筒をあけると、そこには二枚の便箋とフロッピーディスクが入っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます