「海 夏 和風」を含む小説

そこは東西南北に区切られた世界。 北は天帝の宮、東西は春と夏を冠した国が、千年に渡り血生臭い闘争を続けている、一握りの王族が政を行う人々の国。 そして、南の島に住まうのは、女…

火あぶりに処されたのち、乙姫（泉鏡花『海神別荘』より）に気に入られ海の国に迎え入れられた死後のお七（井原西鶴『好色五人女』より）。そこで思わぬ人物と再会を果たすが……。

美しい嘉乃と皇太子である清原王 二人は偶然、東宮御所の庭で出会って、恋に落ちた―― タイトルは「あまがけるうるわしのくに」と読みます。 和風ファンタジー×あまあまのラブストーリ…

宮子(みやこ）は３０歳の誕生日を迎えた。 「あーあ、１６歳に戻れたらなあ」とつぶやくと、 「その願い、叶えよう」というイケボが聞えてきて……！！ タイトル「天翔る美しの国」は「…

住まう者の少なくなってきた離島。山に見下ろされ、海に囲まれ――茫漠と退屈を持て余すその島に、時矢（ときや）はこの夏、友人を頼り、里帰りをしていた。 島が多少賑わうのは、夏の初め…