「娘と母 短編」を含む小説

https://kakuyomu.jp/info/entry/9thanniv_KAC20251 KAC2025 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2025～のお…

　一本のマニキュアが、つま先の話へと展開させた。

春の陽気から一転、真冬の寒さとなった雛祭り。都心でも雪が降り積もり、とても春の節句に似つかわしい天気とは言えなかった。 珍しい雪に心を躍らせる者もいれば、快く思わない者もいる。こ…

母が亡くなった。ちゃんとした遺言は残されていなかったが、生前「散骨してほしい」と言っていた覚えがある。しかし、面倒臭い。仲の良くなかった母のために、そこまで労力を割かないといけな…

物語の舞台は、静かな町の夜更け。由美子は母親とともに、ノスタルジックなチャルメラの音に誘われて五百円ラーメンの屋台へ足を運ぶ。老夫婦が作るこのラーメンは町の人々からこよなく愛され…

昼は冷静沈着な美容外科医、夜は霊能力を持つ診療医。 その二面性を持つ御船霧子の前に、次々と現れる異常な症例。 整形手術後の違和感、SNSの美容法が引き起こす怪異、そして母の死の…

被写体として選んだのは、閉鎖された鳥類園だった。一枚の白い羽を撮影した直後、施設の元職員・中島恵子が死体で発見される。

毒母から攻撃を受けたことに端を発する三者面談、カウンセラーからの二次被害、絶縁後のフラッシュバック、そして再会後のメールバトルまで。アラサー筆者の体験を綴ります。私が出した答えと…

娘が成人した。娘にはずっと言っていない秘密がある。それを言おうと毎日悩んでいる。

78歳の倹子おばあちゃんは、イタ飯ブームを軽蔑していたし、まがい物のティラミスなんて絶対口にする気はありませんでした。 クロノヒョウさん主催『お題でカクコン挑戦企画④』参加作品…

冬のある日、どことも知れない街の路地での出会い。 街角にたたずみ〝マッチ〟を売る少女は行き場を失くした少年を拾う。 いつも、誰もが本当の想いを口にすることはないままに。 わずか…

◆私の旧ペンネームは、「真白小雪（ましろ・こゆき）」といった。 いまは、「いすみ 静江（しずえ）」という。 はっとすることがあり、一文字も嚙み合わない名前に変更した。 そして、の…

リビングに大切に置かれているオルゴールを幼少期から大切にしていた主人公・凛。 彼女はそのオルゴールに込められた両親の思い出を聞く。 宝物のオルゴールと、少女の人生を描いた作品。…

雪が降りしきるクリスマスの夜――喫茶店を営む涼子の元に、一人の客が訪れる。 彼女の名前は、黒木紅葉。涼子が実の娘のように愛おしむ、高校生の女の子。 ――しかし、今夜の彼女はいつ…

美雪と和晶には忘れられない思い出がある。雪の降る中、白い樹木の並ぶ美しい神社の参道を2人で歩いたこと。 30年後、2人の娘の凛も同じように恋人とその神社に行くが…… 凛も両親と同…

喧嘩ばかりして来た母から逃れるために十八で家を飛び出した娘。 それ以来、母とは音信不通だったが母の死をきっかけに娘は十年ぶりに実家に帰省する。 其処で手渡された一冊の日記から母の…

スズカは母への誕生日プレゼントに悩んだことがない。 なにせ母が毎年同じものを望むからだ。 母が欲しいもの。それは決まって、娘のスズカの似顔絵だけ。

母と娘はすれ違いの毎日を送っていた。 ある日、娘はトラブルに巻き込まれ、 家に帰れなくなった。 心配した母は、いつもと違う娘の行動に不安を覚え、 娘を探した。 会えた娘に抱えたい…

わたしのお母さんは、まいあさおなじことをききます。