「付箋」を含む小説

「あなたは県で初めてのパイオニアです！」 三十六歳、発達障害持ち。四つの職場を転々とした私が、まさかの教員採用試験に合格してしまった。しかも配属先は、いじめと拒食症の記憶が染み…

「あなたは、パイオニアになってください」 発達障害の診断を受けた私は、県で初めての「障がい者雇用教諭」として母校の中学校に赴任した。障害者雇用促進法には「合理的配慮」が謳われて…

図書室の片隅に置かれた、作者の手作りラブコメ冊子。 ある日その棚が、蛍光付箋で埋め尽くされた。 それは誰かの落書きではなく、 匿名の“付箋カップル”がそこで繰り広げる、 本気の…

不定期投稿になります。

文具が武器！？ 高校生・棒流ペンが拾った光るボールペン「シャーペン・ブレイヴ」から始まる、めっちゃバカバカしい文具バトル！ 定規ソードを振り回す定木ルラ、ホッチキス弾をぶっ放す保…

　美術室から消えたりんごの模型。残されていたのは、子どものような丸文字の付箋だけだった。生徒会長・野々宮稔の軽いノリを筆頭に、後輩の神谷陸は”丸文字ルパン専任捜査官”に任命されて…

高校一年の春。 入学したばかりの園田真衣は、 “普通に過ごせる毎日”を心のどこかで願っていた。 そんな彼女の前に現れたのは、 書類上は“軽音楽部”なのに、 学校の困りごとを解決…

3年前、交わしたたった1枚の付箋。 「今日の夕方、駅前で返して」 その言葉を胸に、逢坂優奈は毎晩同じ夢を見続けてきた。 赤信号の向こうに遠ざかる背中――間に合わない青。 そして迎…

婚約式の当日、兄が失踪した。家の体面を守るため、弟の真白（ましろ）は「三か月だけの契約婚」を提案し、兄の元婚約者・栞（しおり）と急ごしらえの同居を始める。目的は彼女の名誉回復と違…

出張中、ビジネスホテルで靴を脱いだ時。 足の裏に暗号のようなメモが書かれた付箋が張り付いていた。 気になった主人公が、試しに検索してみると、主人公の妻の秘密の趣味が映し出される。…

シェアハウスで同居する保育士の僕と夜職の美里さんは、顔を合わせることのない日々を送っている。 けれど、冷蔵庫に残されたお弁当と一言の付箋だけが、僕たちをゆるやかにつないでいた。 …

【紹介文】 朝登校すると『魔女』一夜先輩がいない。その代わり、見かけない銀の指輪が置いてあった。『サワるな』と付箋を付けて…… 夢月七海さんの自主企画、「同題異話・6月号」に参…

著者の心に貼られた沢山の付箋紙たち。そこには思い出という名の忘れてはならない大切な事が書かれている(はず)。何に貼られているのか。時を行き来しながら確認していきたいと思う。まずは…

後輩のパソコンに貼られた、俺しか見えない付箋 ポエムかとやり過ごした次の日から、その文はどんどん変わっていって──。 WEB制作会社に務める先輩後輩の、コーヒー啜る２週間の記録。

広大なクローバー領を納める若き領主、アレクサンドル・クローバー（アレク）は『鉄仮面伯爵』と呼ばれるほど表情筋が一切仕事をしていない。だが、その無表情の中は最愛の妻、エリザへの激重…

かつてお姉さんが幼い妹に読んであげたように。 大人の事情で離ればなれになった姉妹が再び出会い、妹は姉の娘に読んであげる。 続きは、バラ色の付箋が貼られたページから。また、あした。

　A氏はある日の仕事帰り、錆びついたカプセルトイ・マシンに出会った。 「懐かしいな。今の子どもたちもこういうガチャはするんだろうか」 　気になってマシンを覗き込むが、商品紹介…

僕はゲームアプリを仲間で協力しながら進めている。 仲間で唯一の女子に声をかけられ会う事になったのだが……