「ショートショート/掌編 終末」を含む小説

「――この中に、僕らのユートピアがあるんだ」 なんの衒いもなく、君はそう言って笑った。月のない夜、不意に頭上に現れた太陽のように。 「あの子は鈍感だから」、大人たちの声は届かない…

暗やみのなかをひとり、女が這っている。むき出しの大地はおおよそ平坦だったが、不規則なおうとつがある。盲目なので、暗やみであろうがなかろうが這ってゆくしかない。

とても短い詩です。タイトルは『おうさつあんさんたんえいしょう』と読みます。

これは死んでいく世界の一篇。 140字小説練習の習作ですが、長くなったので別分けで公開します。

明日、もし地球に隕石が落ちてきて世界が滅ぶとしたら、あなたは好きな人に気持ちを伝えますか？ これはある男の子による終末の選択のお話。

むかし新聞でやっていた「冒頭の文に続けて小説を書け」という企画で書いたものです（応募資格に年齢制限があったので送ってはいない）。第一段落の「独裁者は、辞書からある言葉を抹殺するよ…

ゾンビウイルスに汚染された世界のお話。短いのでサクッと読み終わります。