「「カクヨムネクスト賞」 屋上」を含む小説

　ある日のこと。 　神崎心（かんざき　こころ）は、クラスメイトで仲の良い男子、赤崎悟（あかさき　さとる）の事を好きな他のクラスの戸倉美優に交際への協力を頼まれる。 　しかし、…

証拠がない犯罪を自白した犯人は刑事と共に屋上にあがる。

「この町の色がね、薄くなってるの」 立ち入り禁止の屋上で、真紅の瞳の彼女はそう言った。その後、世界からは色彩が消え、町も、教室も、食べ物も、全てがモノクロームになり、人は感情を失…

もし、この感情に名前をつけるなら

小柴尊が生きる近未来は、告白は古の儀式とされ、告白支援システムなしの実行は「告白ハラスメント」として忌避される世界だった。 尊は意中の相手に告白するため、システムが非最適解と警…

冴えない地味な少年、高島耀真は中学まで女子はおろか男子にすら遠巻きにされるような目立たない人物だった。 そんな彼が高校入学の日、不良の先輩達に目をつけられ、屋上へと拉致されて殴…

幼馴染の日向灘祭が死んだ。 ある切欠から成功した幼馴染は、シンデレラストーリーそのままに成功者になり、メディアに追い回されることに疲れたのだ。サヤは祭の死をテレビで知る。祭の死…

久良充は普通の男子高校生……ではない。 彼の周りはいつも女の子で溢れている。それもとびきり可愛い女の子だ。 アイドル顔負けの容姿にグラビアもびっくりなプロポーション。そういう全…

※カクヨムコン10短編部門（ラブコメ）参加作品 非の打ち所がないモテモテ男子である双子の兄と比べられ続ける高校生、聡吾。校舎の屋上で「俺もモテてーよ」と叫んでいると、同じ感情を抱…

病院の屋上で出会った少女「佐伯名花（さえきめいか）」は大病を患っていた。 手術をすれば体に傷がつく。 自殺でもしようかな――そう呟いた佐伯へ、俺は毎日会いに行くことにした。