「短編 カクヨムネクスト賞」を含む小説

歴史あるネクロポリスで有名な街・ゴグスラーには「月桂樹の家」と呼ばれる一族が住んでいる。 彼らは広大なネクロポリスを管理する墓守であり、寄る辺なき人々の守り手であり、そして黒いベ…

未知をテーマにした短編をお届けします。いつも、こうした企画があると、活躍してくれるのが、連載中の「霊媒師ミユキ」シリーズです。主人公のミユキが勝手に喋り、活動してくれるので、作者…

「食われる…」 薔薇を見つけた現代の植物学者は魅了されていく。 「食べ頃だろうか？」 薔薇を見つめる過去のバンパイアは食べ頃を探っている。 「血は呪い」 魔女から逃げ、バンパ…

【あらすじ】 俺の幼馴染・鈴宮黒乃(すずみやくろの)。 とある猫神様を祀る鈴宮神社の一人娘で跡取りだ。 小さな頃から不思議な力を持っていたが、ある事故を境に人ならざるものと交わっ…

一年前の『とある事故』を切っ掛けに異形が出没するようになった世界。 亡き母への思いを胸に、少女は危険を承知で行動を開始する。 彼女を待ち受ける運命とは……。

知恵熱を出してしまった鹿野秋子は、 保健室で一人の女生徒に出会う。 一つ学年が下の彼女は、 発熱と解熱を自在に操れる、 仮病使いだった。 彼女は秋子に、自分の上靴が毎日、 泥だら…

容姿端麗な、ある国の王女ソフィアには、各地から見合いの申し出が絶えない。 魔族討伐で名を馳せる勇者ランスロットは、王女を一目見ようとやってきて……。

時間の悪魔フォーゴは生きるために人の願いを叶えている。 願いの対価は寿命。 叶えられる願いは三つまで。 ルールは単純で、嘘も裏切りもない。 それでも人間は簡単に残りの人生を差し…

病院では、毎日たくさんの「名前」が呼ばれている。 それは個人を指す呼び名であると同時に、 病名であり、役割であり、 ときにその人の人生そのものを覆い隠してしまう言葉でもある。 …

人間族と妖精族の長きに渡る戦争が終わり、ひとり生き残ったヴァルトマン少尉は虚ろな気持ちでだらだらと生きていた。だが聖夜祭の夜、ムジーク・シャトゥーレという店で働く妖精族の美しい娘…

毎週土曜、学習席。ヘッドホンをつけているあなたにはきっと届かない。 ** 1000文字に切ない青春をめいっぱい詰め込みました。読んでいただけると嬉しいです。

全国大会決勝のセンターコートに立った双子の兄弟。 だが高校進学をきっかけに、二人は別々の道を選んだ。 全国常連の強豪校へ進む弟と、 無名に近い公立高校を選んだ兄。 三年後―…

深夜の公園。ベンチの下に置かれた財布。 疲労困憊の中学教師・葛城は、ふと魔が差してそれを懐に入れてしまう。 直後、カメラを持った男が飛び出した。 「はいストップ！　正直さテスト、…

主人公、沖野直人の大学時代の友人、津田洋介が半年前に失踪した。沖野は津田が最後に足取りを残した、雪深い山奥の温泉地にある旅館「銀波楼」へと向かう。銀波楼で津田の痕跡を見つけた沖野…

私はウルフドッグのブリーダーである若くない女性。そんな私はネイチャーガイドの三島と出会う。ウルフドッグを軸に不思議な縁で繋がった者同士の交流を描く。

ある作品の一節に影響を受け、勢い任せに書き始めました。拙い短編作品でしょうが、誰かが面白いと思ってくれることを祈ります。ちなみに、登場人物の名前を伏せているのに特に意味はありませ…

主人公の故郷である山深い町では、「霧の朝は、外に出てはいけない」という暗黙のルールがある。ある霧の朝、主人公が自転車で学校に向かう途中、行方不明だった友人にばったり出くわす。しか…

受付嬢のアリシアは面倒そうにしながらも仕事をこなしていた。 そんなある日、ぼーっとしながら受付業務をこなしていると間違って少年が持ってきたクエストにはんこを押してしまい……。

死後の魂を召喚されて転生した――その世界は滅びていた。 少年姿のアラサー女性な私「レイ」。 女性が苦手な大魔法使いエルフ「フィル」。 そして、愛植物生まれの精霊「ジベール」。 想…

大学生の主人公は、北海道出身の、美人だがとっつきの悪さで有名な神谷さんに毎日話しかけている。しかし、全くと言っていいほど相手にされない。ある日、主人公はいつものように神谷に話しか…