概要
月桂樹の若枝と番犬、人を探して夜を往く。
歴史あるネクロポリスで有名な街・ゴグスラーには「月桂樹の家」と呼ばれる一族が住んでいる。
彼らは広大なネクロポリスを管理する墓守であり、寄る辺なき人々の守り手であり、そして黒いベールを纏った夜の番人であった。
人々は彼らを敬い、支え、身寄りなき生者への庇護と全ての死者の安寧を求める。
そんな人々に「月桂樹の家」が奉仕しなかったことは一度としてなかった。
今日も「月桂樹の家」には、迷える生者が訪れる。
此度の依頼は人探し。ただし依頼者、嘘混じり。
しかして依頼が拒まれる事などありはしない。
迷える人々を拒むものなど「月桂樹の家」には存在しないのだから。
……月桂樹の下の黒犬を除いて。
※※※
カクヨムコンテスト11【短編】応募作品。
不思議な青年達が人探しの依頼を受けて夜の街
彼らは広大なネクロポリスを管理する墓守であり、寄る辺なき人々の守り手であり、そして黒いベールを纏った夜の番人であった。
人々は彼らを敬い、支え、身寄りなき生者への庇護と全ての死者の安寧を求める。
そんな人々に「月桂樹の家」が奉仕しなかったことは一度としてなかった。
今日も「月桂樹の家」には、迷える生者が訪れる。
此度の依頼は人探し。ただし依頼者、嘘混じり。
しかして依頼が拒まれる事などありはしない。
迷える人々を拒むものなど「月桂樹の家」には存在しないのだから。
……月桂樹の下の黒犬を除いて。
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カクヨムコンテスト11【短編】応募作品。
不思議な青年達が人探しの依頼を受けて夜の街
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