「ファンタジーよりもファンタジーな短編」を含む小説

　魔物が蔓延り、あちらこちらで魔法が飛び交う、そんな世界の大都市『ランド』。 　世の中の大半の冒険者と、多くの店や職人が集まり、人の声が聞こえぬ間は無いというほどに繁栄していた。…

【1話完結/短編】不老不死の無名な画家が、誰かの願いを叶えるために旅をする話。

いつも応援ありがとうございます！ 今回は、本編『家族で異世界冒険譚』の登場人物たち── ミサオ・クミコ・ジョロ（コジ丸）による“もしも異世界に行かなかったら？”というIF世…

　過去に書いた書籍未掲載の短編を集めてみました。 　これらは書籍デビューする前後の、本当に初期の作品です。なので当時の雰囲気を生かすため、ほとんど改稿せず、行間処理程度のみで公…

この国には、〈姫〉と呼ばれる七人の女性がいる。 彼女たち〈七姫（しちひめ）〉は七柱の女神より賜りし七つの権能を持ち、国の安寧と均衡を維持していた。 七つの権能――すなわち〈七易…

明治三十六年、日本の山間にひっそりと残された神社で、志乃はひとつの決断を下す。 「祀る者がいなくなっても、神さまは神さまでいてくださるように」 異国に嫁ぐ彼女は、ひとつの御神…

すべての命が巡る「円い河」をテーマにした連作。きみも僕も同じ命の河の中。名を変え姿を変え、永遠に廻り続ける。星々を巡らせることは生きることだから。 「広義のSF」を募集する創元…

夢日記つけてると気が狂うとか言いますよね。狂ったら助けてくれますよね。

主人公の山田は異世界へと転生した。 しかしその直後……。

宇宙の暗闇に紛れる彼女に、隕石は贈り物をしたいと考えた。 だが、彼の岩肌ではなにか素敵なものを作ることはできないし、己の一部のいっとう綺麗な部分をあげようにも、彼女相手では小さす…

どの話からでも読めるし、 どの話も読まなくてよい。 短編だし、と思ってジャンル別にしちゃったら、 どれが新しい作品なのかわかりづらくなっちゃった。

咲舞タウンに住む男子高校生・上南涼（かみなりょう）は炭酸ジュースが大好き。ある日いちごスカッシュの缶を開けると、赤毛の妖精が飛び出してきた。 「しゅわっと妖精カッシュ、参上だっぜ…

　生と死の狭間を漂う魂の集まる列車、デッド・エンド・トレイン。車窓から見えるのは永遠の闇、乗客は皆憔悴しきった顔の人間。そんな異質な雰囲気を放つ列車に、レイヤは乗り込んでいた。 …

　ノルトハーフェン中央郵便局。ドラゴンや魔法などを駆使し、国内のみならず他国への配達も行う、大規模な郵便局の名である。そして、そんな郵便局では、今現在とある問題が起こっていた。 …

　1人のエルフが、山の中を歩いていた。靴も履かず、最低限とすら言えぬ装備で。やがてエルフは、ある集落にたどり着いた。ボロボロに廃退し、どの建物も崩落した『廃村』とも評せる集落。エ…

　とある世界の空の上では、飛空挺を用いて移動を行う商人や冒険者などを襲う『飛空強盗団』なるものが恐れられていた。 　突然音もなく現れては、風のようにあっという間に全て奪い去ってい…

奇妙な装飾が施された、正方形の黒い箱。 この箱の中身を知る事は推奨されません。

舞台は魔王の倒された後の世界。 何とか生き延びた魔王は隠居生活をおくるが、そこへ勇者の従者であった術士の少女が現れ、物語は真のエピローグへとコマを進めていく。

一話完結、他に話との連動無し、5分完結

　裏街で飲み屋と閨業で生計を立てる虚弱体質な理明と、明るい世界で生きる名家を継ぐ社長の魁撫が出逢い、時にすれちがい傷つけ合いながら、周囲の人に支えられて、お互いの孤独と触れ合う恋…