「短編 完結」を含む小説

――名前に咲いた花には、誰にも言えない想いがある。 「紫苑」「撫子」「百合」「椿」…… 花の名を持つ少女たちと“僕”が紡いだ、それぞれの恋と別れ、約束と記憶。 花言葉に込められた…

都内の雑居ビルにひっそりと佇むBar「Chez toi（シェ・トワ）」。 無口で感情を表に出さない店長と、 軽口ばかりのバイト。 ふたりが迎えるのは、「未満の客」たち 帰れない…

不定期、気まぐれに更新。

スマホカメラの暗所性能を活かしたおふざけアプリ、それが“枯れ尾花ジェネレータ”だった。 だけど最近、レビュー欄に妙なコメントが増えてきていて…… 冗談のつもりだった。それだけのは…

蛇は逃げ出した。この世界から、何も得られない自分から、目を瞑るため。

俺が通っていたヤンキー高校には、色々な武勇伝を持つ先輩がいた。 中でもいちばんヤバいのは、ジョーさんだ。 あの人は“幽霊を殺した事がある”らしい。

時は2125年の日本。 人々は家庭に一台人工知能を所持し、生活を豊かになりつつあった。 そんな世界に暮らす、笹岡春奈（ささおかはるな）も生まれた頃から身近にあった電子機器を使用し…

斜め上をいく告白から、ベタ告白から、いろんな告白を紡ぐ。

タイトル通りの大体3,000字程度ずつの短編集です。 基本的に不定期掲載。 過去に書いたものもあるので、連載中の作品にも影響したものも無きにしも非ず。

　ヒトゲノムの意味がほぼ完全に理解され、遺伝子格差社会になった結果を描く。 　今はまだ大丈夫ですが、将来的には起こり得るかもしれません。 　夕日ゆうや様の自主企画「【自主企画】…

幸せになって、生きてね。 ばいばい、 　―彼女の、幸せを願って。 （１話完結） ※僕のお話「彼の呪い」を読んだ後の方が、楽しんで頂けると思いますが、読んでいなくても大丈夫です…

夢でお土産を探していると、柿から出てくる柿の種が砂糖でコーティングされている飴玉を見つけたんです。 それを見つけたときに、 「実家の庭に埋めちゃえば、柿の様子を見に行くと言って…

さまざまな味わいのこわい話を詰め合わせにしました。 個包装のクッキーみたいに、こわい話をちょっとつまみたい気分の時にどうぞ。 ゾクッとしたり、切なかったり、後味が悪かったり……あ…

登場人物は「ボク」「俺」「私」の三人。そしてモルネントと呼ばれる架空の生物が登場します。 僕らが彼らの名前を知ることができないのは彼らが小説の登場人物だからではない。汚い者を端に…

探偵（探偵というより今のところ便利屋かも…）が飼っている犬が主人公のお話です。 人間の他、猫や他の犬などの動物も登場します。 毎話4000〜6000文字ほどの短いお話です。 10…

黒煙街──ネオンと煙の夜に生きる、三人のアウトロー。 詩を語る爆破魔、沈黙のスナイパー、ギターで殴る不良詩人。 路地裏で育った悪友たちは、今夜も静かに世界へ伝説を刻む。 これは、…

自己評価が高いのに、近頃さっぱり承認欲求が満たされず、学校生活に不満しかない女子高生の咲楽（さくら） 今日もムカつきながら下校していると、バス停にホラーレベルで不審なおばさんがい…

一生、恨んでるから。 ありがとう。 　―彼との、最後の会話。 （１話完結） 見つけてくれてありがとうございます。 純粋で無責任なもの、それが「愛」だと思う、愛染ヒドロです。…