「誰のために」を含む小説

『私』は王宮に仕える一人のメイド。 金もなく、人望もなく、周りは敵だらけ。そんな滅亡寸前の王家を救う鍵は、異世界より流れ着いた三人の悪党たち。 「あの大臣の食事に下剤入れといた…

人類はいつしか、一つになっていた。 やがて人類は争うことを忘れ、自らを統治する存在、ロボットを作り上げた。 そして時代は進み、人類が滅んで5万9千年。 統治すべき存在がいなくなっ…

これは誰かにとっての捏造であり、真実であり、願望であり、愛である。

ぼくは見たんだよ、燃える葬列を――。雪中キャンプの最中、Aは不可思議な現象に遭遇する。そしてAの体験談を聞かされたおれは、今は亡き父のことを連想し……

【6000pv突破感謝】 　とある世界に突如として現れた、古代の超兵器『神機』。 　文字通り、神の如き破壊力と無限とも思える英知を備えたそれらが、その世界の有りようをまたたく間に…

※私が別に執筆した『白虎ルシ・テオの追憶』の続きです。 先にこちらの作品を読んでも理解できます。 　鴎歴８４２年、水の月。 　ミリテス皇国の元帥シド・オールスタインは、皇国…

今からちょっとだけ未来の話。 太陽がなくなってから40年くらい経った日本。 そこには1日に何度も自転車を漕ぐ女子高生がいた。

610年前、栄光を司るグロリア王国が当時の王の言葉により五つに独立した。 四つの国はそれぞれ王の子に与えられ、残りの一つは王の死後、末娘に与えられた。 四つの国は初代国王の名を取…

　僕と私が出会ったのは精神科の待合室。 　そこで出会った僕達は大学生になって、アパートの隣の部屋で暮らしていた。 　僕と私が抱えるのは、多分お互いを鏡にした、自分自身への自己…

ホラー・ショート・ストーリーズのスピンオフ作品です。新作です。 結婚式の代理出席のバイトをしていた３０代の女性。 いまだかつてない奇妙な結婚式にお呼ばれした・・・。 何のために…

第二次世界大戦、地獄の戦場で戦う特殊部隊があった。 ドイツ中の至る場所から、人種も年齢もバラバラな女性達で構成された部隊、通称フラウ隊。 彼女らは何を想い、誰のために戦うのか…

八木あさぎの周りで起きる不穏な出来事。その犯行は、あさぎが現世から転移してくる直前に目撃した殺人犯の可能性があった。あさぎを警護する鞘だが、彼自身もその殺人犯とは浅からぬ因縁が……

私が祖父の住んでいた家に着いたのは、通夜も葬式も終えた後のことだった。もっと会っていればよかったと後悔する私のことを、片付けに来ていた伯父が迎えてくれる。 「吉野も八重ちゃんも、…

重罪で死刑が確定した犯罪者に、最後のお笑いを見れる制度。それにとある芸人が呼ばれた。なんのため、誰のための笑いか。

陸上自衛隊員の二条達也は、戦争を終結させるため、トリガーを引く。 唸るランチャー！！ さて、この結末は？ KAC2022作品です。 ㊟作中に出てくる機銃の名前や幹部候補生…

ミュージシャンを撮り続けるカメラマンの谷沢麻里。 麻里はかつて、シンガーソングライターとしてステージに立っていた。 その頃の麻里は、歌うこと以上に、集客や人間関係の不安を抱き続…

　二月。大学受験を目前に控えたぼくは、幼馴染の天才美少女から「買い物に付き合って」と頼まれる。 強引に取り付けられた約束は、バレンタインの買い物だった。 チョコをあげるのは初めて…

ジャンルとしては、恋愛でハートフルストーリーです。 テーマは、救うこと、わかりあうこと、過去です。 主人公である佐藤　祐希が、恋人の山瀬　華菜といつものようにデートをしてたと…

12世紀アラゴン王国の故事「ウエスカの鐘」をモチーフにした叙事詩風の物語。 スペイン王国の前身・アラゴン王国のヒメノ王朝末期に３人の王子がいた。上から、名君ペドロ、戦士王アルフォ…

コロナ禍と戦うＮ国の決断、それは誰がために？ これは、架空の異世界国家“Ｎ国”を舞台とした、 日記風エッセイの形式で綴ったＳＦ風の雑文です。 （最初から順番に読まなくてもＯ…