「ありがとう、またね、大好き 短編」を含む小説

医師である妻には、美点が二つある。高収入であることと、宿直の際には絶対に帰宅しないことだ…… 「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテスト応募作品です。 「また…

魔法iらんど『ありがとう　またね、大好き　ショートストーリーコンテスト』応募作品。 お題は「狂愛」 自分には恋愛感情が欠落しているのではないかと悩んでいる、ぬいぐるみ好きの渡辺…

魔法のiらんど『ありがとう　またね、大好き　ショートストーリーコンテスト』参加作品。 お題「またね、大好き」 愛する夫を神様とまで慕っている、80歳の美沙子。 そんな存在に先立…

高校の時の元カレと再会。ふたたびまじわる事ができるのか‥‥‥。 木浪なみ‥‥バツ1。シングルマザー 木浪さら‥‥なみの娘6ヶ月 野口誠‥‥３３歳 。なみの元カレ

　彼の車で海沿いの道路を走る。週末恒例のドライブデートだ。 　いつもならば幸せなひとときのはずなのに、なんだか今日は雰囲気が違う。彼が単純な作業みたいな感じで運転しているのだ。…

佳奈恵は六歳で血の繋がりのない刑事に引き取られた。 どんな理由なのかは知らない。だが、佳奈恵は神宮寺が大好きだった。 神宮寺が帰宅すると、玄関で抱きつくのが日課。 可愛らしく大…

「それを受け取ってもらえたら、オジサンは最高に幸せなのだが？」 窓からは潮の匂いがしていた。 瀬戸は10歳も歳の離れた恋人を目の前に、緊張しているのを気づかれないように、そっと…

今時珍しい和風モダンの建物だった。 土間で履物を脱いだ男は、腰を引くして部屋の中を案内する。 家具は昭和を思わせるような物が多く、特に和たんすは、着物や和服を収納する衣裳盆のつ…

「短編賞創作フェス」用の作品です。 魔法のiらんど25年間の感謝を込めて「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテストにも応募。

明治九年。 太政官は帯刀禁止令（廃刀令）を布告した。 しかし、武士の子息や身分にこだわる輩は反発し、巴の両親は殺され春芳の父も死んでしまった。 　月日は十年立ち…、ここで見る東…

狂気の科学者の手によって、継ぎ接ぎされた身体に苦しんでいたフランケンシュタインは、北極の極寒の地で美しい女に出会う。 彼女は氷河で気候のメカニズムを調べる研究と、鯨の一種で、北極…

「ユニコーンは処女の娘に近寄って来るんだって。だから、私には捕まえるチャンスがあるんだよ」 朝顔の緑のカーテンの日陰で君は笑う。 「……そう言うの、男に言うのやめて」 でも…