KAC20233_ぐちゃぐちゃ作品。
伝説の怪物を通して描く美しくも切ない物語です。
フランケンシュタイン。
誰もがパッと頭に思い浮かぶ怪物です。
そんな彼が全てに絶望し死を求めるところから始まる物語。
自身の運命を呪い全てに絶望したフラン(フランケンシュタイン)に寄り添う彼女が良き。
母のように、友のように、そして恋人のように寄り添いながら全てを受け入れる。
その姿は女神や菩薩を彷彿とさせます。
そんな彼女に触れ徐々に『生』の喜びに包まれるフラン。
彼女が告げた『どう生きるか』に応えかのように前へと進んで行きます。
そしてラスト。
彼の脳裏に浮かぶのは悲しみか喜びか?
後者であると私は信じたい。
お題のある掌編とは思えない心に響く作品です。
是非是非~