「#短編小説」を含む小説

はっきり言います。 この小説。 最後の百十九文字以外、どうでもいいことで埋めつくされてます。 もう、最後の百十九文字以外は読まなくてもいいかもしれません。 最後の百十九文字を読ん…

ケーキに灯るローソクの火を吹き消す。 私はこれが苦手だ。

　東京・銀座の地下に佇む分子ガストロノミーレストラン「Quantum Cuisine」。 　そこで働く神堂怜は、感情を排除し、科学的完璧性のみを追求する天才シェフだった。料理と…

社会人になり、パワーがなくなってきた。 義務。責任。体裁。あらゆるしがらみが俺から俺らしさを奪っていく。聞き分けがよくなり愛想笑いも板についた。いつだって柔和な態度でコミュニケ…

1分で読める創作小説2025参加作品。 育児、家庭に関する短編集。 子供に対する、溢れる愛しさ― そして――ラストは貴方の目で、ご覧ください

１分〜２分程度で読める、猫丸のショート短編集。 １話ごとで独立しています。 ジャンル不問。 「１分で読める創作小説2025」参加作品。 TikTokでも投稿してます！ …

月が出ている。彼女と僕を照らし出す。

僕と君との会話（？）。

この小説は『嘱託捜査員ケイ』のプロローグとしてショートショートを連載短編小説にまとめました。 プロローグは４話で完結します。 (この小説は『小説家になろう！』『カクヨム』に重複…

一話完結で、各エピソードは独立しています。ハッピーエンドもビターエンドもあります。「1分で読める創作小説2025」参加作品。

富山・黒部の山奥。由緒ある温泉を取材に訪れた二人が泊まったのは、隣の廃墟のような宿。取材は、一夜の怪談へと変わっていく。

ライター・岸本陽平と助手・沢田梨花は、黒羽村（クロバネ村）で祖父の過去と呪われた鎌の謎を追う。石仏の背後に潜む刃先、そして村を巡る犯罪の影。説明のつかぬ事件と怨念が静かに迫る、実…

　明治十年、西南戦争終結直後の混乱の中、一人の英国人女性が横浜港に降り立った。植物学者エミリー・ウィンターフィールド――彼女の目的は、会津地方で消息を絶った恋人ジェームズ・アシ…

彼女へのプレゼントを、会社に忘れて来てしまった齋木翔太に声をかけて来たのは……。

ロンドン郊外の静寂を破ったのは、著名な東洋学者、ヘンリー・ファーガスン教授の死だった。内側から固く閉ざされた書斎で発見された遺体、しかしワインに毒は入っていなかった……。完全な密…

ライター・岸本陽平と助手・沢田梨花は、深夜の東尋坊で不可解な気配と声に遭遇する。人影なき広場、背後に迫る恐怖。説明できぬ現象が静かに迫る実話ベースの短編ホラー。

「物」や「景色」に思い出が詰まっている人、少なくないと思います。 「風」はどうでしょうか。 目には見えない、形が無い「風」だからこそ 目には見えなくて形が無い特別な何かを届けてく…

石川県・白山の廃集落に向かうライター岸本陽平と動画クリエイター沢田梨花。SNSで話題の鳥居の呪いを取材する二人だが、映像を通して不可解な恐怖に巻き込まれていく。

この手紙は大変身勝手なものだから読まないように。 誰にも読まれない手記をなぜ残すのか。それは私の狭量に他ならない。秘密を残したまま墓に入ると思うと、胸が張り裂けそうになるのだ。…