「1分で読める創作小説2025 日常」を含む小説

付き合ったのは大学生の時。――それから20年。朝の何気ない風景。 変わったところと、変わらないところ。

スポーツジムでの一幕

ある日の朝の、登校途中の駅にて。 ※無断転載禁止

はずだった。 わたしとあなたのあいだには、 いつも少しだけ、言葉にならないことがある。 痛みのことも、身体のことも、 きっと話せばよかったのに、と思うけれど。 これは、静かにす…

文化祭の文芸部の教室。 ふたりっきりの店番中に、うさぎの仮面を被った変な客がやってきた。 甘くてちょっと笑える。日常短編。

『会いに来たよ、リィナ』――日本のマンガに憧れて来日したカタリーナとマナミは、共にマンガを描き、語り合い、絆を深める。しかし、留学期間は1年。別れの時が迫る中、マナミはカタリーナ…

「ごめんね」と言えないままの帰り道。ひとりぼっちの子猫を見つけた小学生の私。必死に追いかけるうちに、人の温かさと命のぬくもりに触れ「勇気」が芽生えていく。

朝は一日の始まり。昨日の続き。 ※無断転載禁止

真夏の交差点で再会したのは、置き去りにした初恋。「幸せになってね」と願ったはずの言葉が、鎖となって胸を締めつける。

夜勤を終え、疲労と解放感が入り混じった体で自転車にまたがった「私」。まだ誰もいない早朝の大通りは、まるで自分だけの滑走路だ。

夜、歯をみがきに洗面所に行ったら大きな蜘蛛がいた 今日は朝から暑かったからかな。 お腹が空くといけないから 抜け落ちた髪の毛を近くに置いた。 次の朝には、いなくなっていた。

地味で陰キャな高校生のオレとスカートが超短い陽キャな黒ギャルの栗原さん。これは、そんな２人の物語。 ※無断転載禁止

県庁前の緑地を彩る美しい芝生や花壇。その裏側には、地元の老舗造園業者の職人さんたちによる、静かで丁寧な手仕事があります。ある寒い日、夫婦での散歩中に目にした職人さんたちの姿に、筆…

些細な口喧嘩をきっかけに、妻の静かな一言が夫の心に刺さる。日常に埋もれた感謝の意味を見つめ直す、夫婦の優しい反省録。 登場人物 夫（語り手）：60代。少し頑固で亭主関白気味だが…

あなたのとなりに、神様がいるかもしれません。 その神様は、「SNSの既読」や「部屋の片付け」「寝坊」など、 どうしようもない日常のダメさを、なぜか肯定してきます。 しかも、やた…

短歌

真夏の午後。 暑さと汗にまみれて男子更衣室に向かった僕は、そこで“予想外の気配”に出会う。 誰もいないはずの場所、揺れる布の向こうから聞こえてきたのは──。 ほんの数分の出来事…

昭和61年(1986年)、夏。 街から離れたところ、ある田舎で、少年は「忘れられない少女」と出会った。 そして、たった一度だけ交わした約束が、時を越えて—— ノスタルジーと静か…

果たしてドーナツはご飯かおやつか。 作者の極めてしょうもない日常を書いたものです。

最近思うことをポツリポツリと呟いただけの回です。