県庁前の緑地を整備して下さっている職人の方々へ 静かな敬意を贈りたい

@k-shirakawa

静かな敬意を贈りたい

我が県庁の緑地を整備して下さっているのが、我が町の造園業で老舗有名店の株式会社〇さんでした。それが分かったのはトラックの看板でした。


ある寒い日にいつものように夫婦で県庁周辺を散歩していたところ私は静かな感動に出会いました。


芝生や冷たい歩道の上に静かに腰を下ろしながら、丁寧に雑草を一つひとつ手で抜き取り大きな塵取りに入れ、また小さな花の苗を花壇に植えこんでいらっしゃる職人の方々のお姿を拝見しました。

そのお姿には、ただの清掃や手入れ以上の「思い」が込められているように感じられ、胸が温かくなりました。


普段、何気なく目にしている公共施設である県庁の芝生や花々や樹木です。

季節ごとにその表情を変え、訪れる人々の目と心を楽しませてくれるその美しさの裏には、こうした職人の皆さんの地道な努力と、自然への深い敬意があるのだと改めて気づかされました。


芝生は均一に美しく刈り揃えられ、雑草ひとつ見当たらず、歩くだけで爽やかな気持ちにしてくれます。

花壇の中の花々も綺麗に植えられ、樹木もまた、丁寧に剪定されており、枝ぶりが自然でありながら整っていて、まるで日本庭園のような佇まいです。

まさに"静かな芸術"が、街の中心で息づいているようです。


私たちが、毎日当たり前のように目にしているこの美しい景観は、職人さんたちの繊細な手仕事と、日々の積み重ねによって守られているのです。

晴れの日も、風の強い日も、彼らは黙々と作業を続け、県庁という公共空間に潤いと品格を与え続けて下さっています。


県庁の緑地がこれからシーズンを迎えこれほどまでに美しく、気持ちよく感じられるのは、まぎれもなく職人の皆さまのおかげです。

そのご功績は目立つことこそありませんが、私たちの心の中に確かな安らぎと感謝を届けてくれます。


どうか皆さまも、それぞれの公共施設の緑を目にされた際には、その背後にいらっしゃる造園のプロフェッショナルである職人さんたちの地道な努力に、思いを馳せてみてください。


そして、我が県庁のお膝元の美しさを支えて下さっている方々に、私は静かな敬意を贈りたいと思います。

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